◆明治安田J1百年構想リーグ東▽第10節 浦和―東京V(12日・埼玉スタジアム)

 東京Vが敵地で浦和と対戦し、1―1から突入したPK戦を3―1で制して、埼玉スタジアムで初勝利を挙げた。

 後半1分に浦和FW肥田野に先制点を許したが、同29分にFW染野がPKをゴール左へ決めて同点に追いつくと、1―1で突入したPK戦ではGK長沢が浦和の1人目、2人目のキックを左へ飛んで連続セーブ。

東京Vは2人目の熊取谷が外したが、浦和の4人目も外し、最後は4人目の稲見が冷静に決めて勝利を決めた。

 これで東京Vは、町田戦(2―2、PK4―3)、FC東京戦(0―0、PK4―2)含めてPK戦で3戦全勝を記録している。町田戦ではGKマテウスが1本セーブし、FC東京戦、浦和戦ではGK長沢が2本のセーブをマーク。キッカーも13本中11本成功させて、勝ち点を積み上げている。PK戦の勝因について、城福浩監督は「練習そのものに常にリアリティーを我々は追求しているので、それがパスコンであろうがロンドであろうが、5対5のミニゲームであろうが、紅白戦であろうが。PKも最後の2日間は必ず練習していますけれども、必ずリアリティーというのを大事にしている。そういう意味では少し緊張感を持ってみんなが見ている前でPKを蹴ってきた選手たちと、守備に回るゴールキーパーの、日常の緊張感というのが少し成果に出ているかなと思います。ゴールキーパーコーチの分析というのも大きな助けになっていると思います」と話した。

 これで埼玉スタジアムでは初勝利となったが、試合内容では劣勢の時間帯も多くあったこともあり、指揮官は「PK戦に持ち込めたのは、良くない時間の中でも、しっかり体を張って、追加点を取らせなかったことはポジティブだと思います。もちろん埼スタでやるというのはそれなりの圧力がある中で、選手はゴール前を含めて粘り強くやってくれたのはポジティブ。PK戦に持ち込めたことに対しては何も否定もしないというか、そこはよくやったと言ってやりたいんですけども、埼スタで勝ったと、これが言えるのか…という意味ではしっかりと90分の中で、決着を付けられるようなチームにならないといけない」と引き締めた。

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