◆ファーム・リーグ DeNA1―3巨人(12日・平塚)

 巨人の吉川尚輝内野手(31)が12日、ファーム・リーグのDeNA戦(平塚)で実戦復帰後初安打をマークした。「3番・二塁」で先発出場。

3回2死の第2打席で、カウント2―2から入江のカーブを捉えて中前にはじき返した。順調な回復ぶりをアピールした。

 守備でも安定したグラブさばきを披露した。2回2死一塁では加藤の二ゴロを華麗にさばき、5回にも飛球をキャッチ。カットプレーの場面もあり、「守備の確認とかいろんな動作の確認ができたのでそれが一番。(打球が)飛んできたし、フライも捕れたので」と晴れやかな表情。「やっぱり試合じゃないと確認できないところがたくさんあるので、よかったです」と実戦に戻れたことを収穫に挙げた。

 どんな時でも前向きにやってきた。昨年10月に両股関節を手術。リハビリを経て、5日の3軍の航空自衛隊千歳戦(G球場)で「1番・二塁」で175日ぶりに実戦復帰するも守備で一塁ベースカバーに入った際に打者走者と交錯。左腕が持っていかれる形となり、左肩を押さえながらしゃがみこむと、そのまま交代していた。昨年、岡本(現ブルージェイズ)が同じケースで左肘靱帯(じんたい)を損傷していただけに、心配の声も上がったが、7日からは笑顔で打撃練習を再開。

「あんな体してるけど、和真が弱かったってことだね(笑)」と冗談も飛ばした。リハビリ中も「切り替えてやってこられた」と下を向くことはなかった。

 多くのファンが元気にプレーする姿を待ちわびている。球場に訪れていた子供たちからは応援歌も届いた。「今日は日曜日だし、子供の声も打席に入っている時に耳に入ってきて、そのおかげで打てたので。また頑張りたいと思います」。今後もトレーナーと話し合いながら調整を進めていく。東京Dでファンの大歓声を浴びながらプレーする日も、そう遠くはない。(水上 智恵)

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