◆ファーム・リーグ DeNA1―3巨人(12日・平塚)

 巨人の戸郷翔征投手(26)が12日、“菅野式”の新フォームで7回4安打1失点の好投を見せ、今季公式戦初勝利を挙げた。「自分の中で思い通りの投球が徐々にでき始めているのはプラス。

もっと突き詰めてやっていきたい」と表情は明るかった。

 胸の前で構えたグラブを横に引いてから、ゆったりと左足を上げた。久保巡回投手コーチと作り上げた腕から始動する新フォームで躍動した。「早めに横で形を作って並進で入っていけるように」。23年に菅野(現ロッキーズ)も師事し、その手腕が“魔改造”と称される名伯楽と話し合って、大きな変更を決断した。

 「低めの真っすぐが課題の中で、出力だけ高めていこう」とテーマを設定。球場表示では140キロ台前半の球も多かったが、2回には加藤のバットを折り、6回には最速149キロを計測。「自分の中ではいい感触はありました」と球速以上にいい感覚があった。

 毎試合、進化を求めて取り組んでいる。「何をやってもうまくいかないこともありましたけど、徐々に光は見えていますし、諦めたらそこで終わりだと思うのでいいものを求め続けたい」。完全復活へ向けて、前を向き、腕を振り続ける。(水上 智恵)

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