◆プロボクシング▽バンタム級(53・5キロ以下)8回戦 中山慧大(KO 5回1分57秒)ジェルウィン・アシロ(12日、大阪・住吉区民センター)

 東洋太平洋バンタム級12位の中山慧大(けいた、23)=六島=が、同級8位のジェルウィン・アシロ(25)=フィリピン=に5回KO勝ちし、デビュー4連勝(4KO)とした。アシロは12勝(5KO)2敗。

 東洋大3年時に全日本選手権を制した中山のプロ4戦目。対するアシロは24年10月、WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦で那須川天心(帝拳)にKOされず判定負けした選手だ。しかし、中山は強かった。相手も右構え。序盤からボディーを効かせておいて5回、左フックを顔面にヒットさせて最初のダウンを奪う。カウント8で立ち上がった相手に、またも左フックを効かせてから右ストレートで倒し、10カウントを聞かせた。「倒そうと思って練習して、予定通り倒せたのでよかった」と笑顔。歯科助手をしながら女手ひとつで育ててくれた母・廉子(ゆきこ)さんが試合会場で見守る中、快勝を届けた。

 六島ジムの枝川孝会長は「天城越えならぬ天心超えや」と中山のKO劇にご機嫌で、「早くタイトル戦をやらせたい」と期待。そのホープは「きょうはパンチをもらい過ぎた。まだまだ練習したことが試合で出せていない」と反省を忘れず、「年内にチャンピオンになりたい」と息巻いた。将来、名城信男、西田凌佑に続く六島ジム3人目の世界王者となる可能性を秘めている。

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