パ・リーグ 日本ハム7―11ソフトバンク(12日・エスコンフィールド)

 ソフトバンクの守護神・杉山一樹投手(28)が12日、左手の骨折のため長期離脱することになった。11日の日本ハム戦(エスコン)後、自らの投球にいら立ち、ベンチを殴打して負傷していた。

チームはクローザーが出場選手登録抹消の重苦しいムードの中、日本ハム戦に無傷の5連勝。3番手の上茶谷大河投手(29)が3回無失点の好投で736日ぶり白星を挙げ、打戦も今季最多17安打11得点とつながった。

 便利屋右腕がチームの危機を救った。最大のライバルの日本ハムに02年以来24年ぶりとなる開幕5連勝。小久保監督は「何と言っても上茶谷さまさまですね。使える投手が限られていた。本当によくやってくれた」と普段は目立たぬ役割のヒーローを絶賛した。

 試合前にクローザーの杉山の離脱が発表され、さらにセットアッパーの松本裕も連投を避けるため登板させないことが決まっていた。実質、リリーフ陣が7人の中、先発の松本晴が3回途中でKOされた。乱打戦の様相を呈する中で試合を締めたのが、4回から3番手で登板した上茶谷だった。「とにかく打線にいい流れを持って行けるようにと。3イニングは行くかなと思っていました」と、ノルマの3回を2四球のみの無安打無失点。

24年12月の現役ドラフトでDeNAから移籍後初、736日ぶりの白星をマークした。

 昨季までのエース右腕・有原を2戦連続でKOした打線は、中盤以降もつながり、今季最多の17安打11得点。終盤のブルペンに不安を抱える中、日本ハムを突き放すことに成功した。アクシデントをものともしない強さで、リーグ10勝一番乗りを果たした。(島尾 浩一郎)

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