◆関東大学サッカーリーグ2部 ▽第2節 城西大3―3流通経大(12日・JOSAI SPORTS FIELD)
今季の初戦となった流通経大は、敵地で城西大に2―3で敗れた。この日のゲーム主将を務めた副主将のMF西川楓人(4年)が取材に応じ、プロ内定への思いと、部の無期限活動停止中の葛藤を語った。
主にセンターバックを務める西川は、正確なロングフィードを武器に大阪・興国高時から世代屈指のDFとして活躍。高校時にセンターバックのコンビを組み、現在はJ1柏への入団が内定している中大のDF常藤奏(4年)も「楓人は僕らの代の顔だった」と明かしていた。185センチ、79キロの強靱(きょうじん)な肉体を持ちながら、この日はボランチを務めるなど万能性も兼ね備える西川に、プロのスカウトも注目。最終的には今年1月の沖縄キャンプにも練習参加していたJ1町田を選び、10日には2026―27年シーズンからの加入内定が発表された。
町田への加入を決めた要因の1つは選手個々の意識の高さ。町田にはFW相馬勇紀ら、現役の代表クラスの選手も多くおり「すごい選手たちが一切手を抜かずに意識高くやっている。そのチームに入ればそういうところを盗めるし、吸収できる」。自身の成長のため、タレントぞろいの町田が最適な場所だと判断した。
「自分に全然足りていない部分が町田にはあった」とも話す。黒田剛監督が徹底的にこだわるプレーの“際”の部分、主将のDF昌子源の「声だけで試合をまとめる」能力―。自身が武器とするパスでも、「1個1個のパスにメッセージがあった。1つ1つのプレーの質、1個1個考えているんだなと、すごい学べた」と振り返る。
自身の進路も決まり一安心―ではなく、この1か月は葛藤の時間だった。3月上旬、部員5人による大麻の使用疑いが発覚し、大学はサッカー部への無期限活動停止措置を発表した。西川に話が伝わったのは、大学が発表する前の2月28日。当時、関東大学選抜Aの一員として、愛知・刈谷で開催されていたデンソー杯に参加しており、U―20全日本大学選抜との試合のハーフタイム中、同大会に参加していた同僚から初めて伝えられた。
デンソー杯が終わり寮に戻ると、そこから外出禁止の待機期間が続いた。しばらくして、大阪の実家に一度戻った。いつ終わるか分からない活動停止への不安は募り、「(活動が)出来ていない期間は現実を受け入れられなかった。ラスト1年、4年生で頑張ろうとなっていたので、ずっと受け止められなかった」と、素直な心の内を明かす。
周囲との立場の差にも難しさを感じた。自身はJ1クラブ内定の称号を得たが、大多数はまだ進路が決まっておらず、連絡を取り合う中で、将来への不安の声も聞こえてきた。自身がやるべきことは何か―。
今月1日に活動停止の措置が一部解除されると、8日には対外試合への参加も認める完全な解除に切り替わった。第1節は不参加で不戦敗となったが、第2節からは参加。この日まで90分の実戦の練習をしていなかったことから、チーム全体でまだ連係面とフィジカル面が仕上がっていない場面が所々で見られたが、「ここで90分出来きたのはめちゃくちゃ良かった。疲れたが、めちゃくちゃ幸せだった」と、喜びをかみしめた。
今夏からJリーグは秋春制に変わり、新シーズンは大学のリーグ戦の途中から始まる。しかし「絶対に(部を)途中で抜けることはない。最後まで絶対に戦いきろうと自分の中では思っている」と、大学4年間はやりきる方針だ。「去年は、自分が全試合に絡んで2部降格という結果になってしまった。そこの責任は取らないとダメかなと。優勝して1部昇格というのは絶対。

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