株式会社NEXERは子ども向け通信教育・家庭学習教材の「月刊ポピー」と共同で、子どもがいる全国の男女314人を対象に「子どもの学力・学習環境に対する保護者・家族の意識」についてのアンケートを行った。

 まず、子どもの学力や勉強に対して親としてどのくらい関心・関与をしているか(していたか)聞いた。

その結果「基本的には本人に任せている(いた)」が36.3%、「ある程度見守りながら関わっている(いた)」が34.4%、「あまり関わっていない(いなかった)」が20.4%、「積極的に関わっている(いた)」が8.9%となった。「本人に任せている」と「見守りながら関わっている」を合わせると7割を超えており、多くの保護者が子どもの自主性を重んじつつも、一定の距離感で教育に関わっていることがわかります。

 続いて、子どもが学校の授業についていけるか、理解できているかについて不安を感じたことがあるかを聞いたところ、「あまりない」が44.6%で最も多く、「まったくない」が22.9%で、合わせて67.5%の保護者は大きな不安を感じていないことがわかった。一方「ときどきある」が25.8%、「よくある」が6.7%で、合わせて32.5%の保護者は何らかの不安を抱えているようだ。

 さらに、不安を感じたことがあると回答した人に、どのような場面でそう感じたかを聞いた。最も多かったのは「テストの点数や成績を見たとき」で61.8%。次いで「勉強への苦手意識が見えたとき」が29.4%、「わからない問題が増えていると感じたとき」が23.5%となった。テストや成績という数字に表れる結果が、保護者の不安を刺激していることがわかる。

 続いて、子どもに「自ら学ぶ力・学習習慣」を身につけてほしいと思ったことがあるか聞いたところ、「とてもそう思う」が36.9%、「ある程度そう思う」が49.7%で、合わせて86.6%の保護者がそう感じていることがわかった。「あまりそう思わない」は9.6%、「まったくそう思わない」は3.8%にとどまっています。子どもの自主的な学習力を望む保護者が圧倒的に多い結果となった。

 次に、子育て・教育に関して「もっと情報やサポートがほしい」と感じたことがあるか聞いた。

その結果「ある」が16.2%、「ない」が83.8%。8割以上が「ない」と回答したが、これは必ずしもサポートが不要ということではなく、現状のリソースで何とかやりくりしている保護者が多い可能性もある。

 続いて、「ある」と回答した人にどのような情報やサポートがあると助かるか聞いた結果、最も多かったのは「子どもの性格に合った接し方の情報」で45.1%だった。次いで「学習相談」が43.1%、「家庭学習の進め方に関する情報」が37.3%と続いた。子どもの性格はそれぞれ異なるため、画一的なアプローチではなく、個々に寄り添った情報を求める保護者の切実な思いが感じられる。

 今回の調査では、保護者の約7割が子どもの自主性を尊重しながら教育に関わっていること、3割以上が学習への不安を感じたことがあること、そして86.6%が「自ら学ぶ力」を身につけてほしいと願っていることがわかった。また、情報やサポートを求める保護者は16.2%にとどまったものの、その中身を見ると「子どもの性格に合った接し方」や「家庭学習の進め方」など、個別性の高い情報へのニーズが強いことが印象的な結果に。家庭での学習習慣づくりには、子どもが無理なく続けられる仕組みと、保護者が安心して見守れる環境が大切だといえるようだ。

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