兵庫県尼崎市消防局が開発した胸骨圧迫時における血液循環をイメージできる訓練資器材「めぐる君」が科学技術分野の文部科学大臣表彰の創意工夫功労者賞を受賞した。

 バイスタンダー(救急現場に居合わせた人)による胸骨圧迫(心臓マッサージ)の重要性が示される中、消防職員が幅広い年齢層に対して救命講習を通じて応急手当の指導を行う際に、従来の訓練人形を用いた心肺蘇生法では胸骨圧迫による血液循環のイメージが救命講習の受講者に伝わりにくいことが課題となっていた。

そこで「めぐる君」によって胸骨圧迫による血液循環を可視化することで、受講者が客観的にその効果をイメージすることが可能に。胸骨圧迫が傷病者の脳機能を維持、回復させることの効果と重要性を理解してもらうという目的のもと開発に至ったと同市はコメントしている。

 またこの受賞を受け、胸骨圧迫の重要性について広く認識してもらえるよう4月15日午後5時より尼崎市役所市長室にて「めぐる君」の実演が行われる。

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