相撲部屋で作られる料理を総称して「ちゃんこ」と呼ぶ。今回は茨城・龍ケ崎市に部屋を構える式秀部屋。

「ウルトラなす焼き」「トマトスペシャル鶏焼き」を紹介する。

 宇瑠寅(うるとら)、大当利(おおあたり)、爆虎神(ばくこしん)ら珍しこ名で有名な同部屋の雰囲気は、とにかく明るい。食卓に並んだちゃんこを見て、師匠の式秀親方(元幕内・北桜)が次々と命名。作った力士のしこ名から序二段・宇瑠寅(37)の「ウルトラなす焼き」、フィリピン出身の同・冨蘭志壽(ふらんしす、27)が作ったものは「トマトスペシャル鶏焼き」と命名すると笑いが起きた。

 ちゃんこ作りは稽古場同様に本気だ。なす焼きは、ウルトラマンタロウが由来の宇瑠寅の得意料理。なすを半分に切り、皮を深さ3ミリ程度の切り込みを皮目に斜め1センチ間隔で入れる。ちゃんこ長の序ノ口・潮来桜(いたこざくら、47)をして「包丁に愛された男」と言わしめる。体重62キロながら柔道経験を生かした投げで土俵を沸かせる17年目のベテラン。包丁さばきはきめ細やかだ。

 角界ではご飯が進むように濃い味つけのちゃんこが多い。同親方も反省から「薄味を心がけている」と健康にも留意し「ちゃんこに毎回注文をつける」という。

入門前に目立った実績の力士はいないが、しっかりと体を作り、土俵に送り出している。(山田 豊)

 ◆ウルトラなす焼き(4人前)

 ▽材料 なす2本、大葉、しょうが、大根おろし、麺つゆ、ごま油

 ▽作り方 〈1〉なすのへたを落とし、半分に切る。皮を1センチ間隔で深さ3ミリ程度の切れ込みを入れる〈2〉ごま油を敷いたフライパンで焼く〈3〉両面を焼いた後におろししょうが、大根おろし、細かく切った大葉を乗せ、麺つゆをかける。

 ◆トマトスペシャル鶏焼き(5人前)

 ▽材料 鶏肉300グラム、トマト2個、玉ネギ中3分の1、オリーブオイル、お酢、砂糖、塩、黒こしょう

 ▽作り方 〈1〉鶏肉を1口サイズに切る〈2〉フライパンで色が変わるまで鶏肉を焼き、お好みで塩こしょうをかける〈3〉ソースはトマトを角切りにする。玉ネギをみじん切りか、ミキサーにかけ、塩水に約15分浸して水洗い。よく搾ってから辛みを抜く。オリーブオイル大さじ1、酢大さじ1、砂糖小さじ1、塩、黒こしょうを混ぜる〈4〉最後はソースを鶏肉にかけて完成

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