25年3月に現役を引退した陸上男子1万メートルの元日本記録保持者の村山紘太(33)が、サンベルクスで約1年3か月ぶりに現役復帰することが1日、発表された。

 村山紘太は城西大時代からトラック、学生駅伝で活躍。

14年の全日本大学駅伝1区では、駒大のエースだった双子の兄・謙太さんと激烈な区間賞争いを繰り広げた。15年に卒業し、謙太さんとともに旭化成に入社。社会人1年目には日本選手権5000メートルで初優勝、北京世界陸上に出場、さらには1万メートルで14年ぶりの日本記録更新となる27分29秒69をマークした。翌16年もリオ五輪に出場するなど日本のトップランナーとして活躍した。

 21年にGMOインターネットグループ(GMO)へ移籍。25年に現役を引退し、その後、チームに残り、アシスタントコーチを務めていた。今年元日のニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)でGMO悲願の初優勝を陰で支えた。6月30日にアシスタントコーチを退任することが発表されていた。

 スピードと才能あふれる村山紘太の次なる進路は、サンベルクスで異例の現役復帰だった。

 今年のニューイヤー駅伝で、サンベルクスはエース区間の2区で区間新記録の快走で22人をごぼう抜きした吉田響(23)らの健闘によってチーム史上最高の5位と躍進した。ニューイヤー駅伝で初優勝という野望を持つサンベルクスにとって、スタートの1区、あるいはアンカーの7区に適性を持つ村山紘太は、力強い存在となる。

 サンベルクスを通じて発表された村山紘太のコメントは以下の通り。

 「このたび、サンベルクス陸上部に移籍することになりました。現役復帰という貴重な機会を与えてくださり、このような自分を受け入れていただいたことに、心より感謝申し上げます。約1年3か月、現役から離れていましたが、この環境で再び競技に挑戦できる喜びを胸に、一日一日の練習を大切に積み重ねていきます。このチャンスをいただいた以上、結果で恩返しができるよう、全力で頑張ります」

 ◆村山 紘太(むらやま・こうた)1993年2月23日、仙台市生まれ。33歳。双子の兄・謙太さんとともに中学1年で陸上を始める。2011年、明成高から城西大に進学。箱根駅伝は1年1区5位、2~4年は2区で15位、18位、2位。2015年に卒業し、旭化成入社。同年6月の日本選手権5000メートルで優勝し、同年8月の北京世界陸上5000メートルに出場(予選敗退)。さたに同年11月、1万メートルで14年ぶりの日本記録更新となる27分29秒69をマークした。16年リオ五輪にも2種目でした(5000メートル予選敗退、1万メートル30位)。

21年にGMOインターネットグループに移籍。25年3月に現役を引退し、アシスタントコーチに就任。26年7月にサンベルクスで現役復帰。174センチ、53キロ。

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