◆サッカー北中米W杯▽準々決勝 フランス2―0モロッコ(9日、ボストン競技場)

 FIFAランク7位のモロッコは同3位のフランスに0―2で敗れ、前回大会に続く4強進出を逃した。

 前回カタール大会の準決勝(0●2)で敗れたリベンジはならなかった。

前半28分にGKブヌがFWエムバペのPKを止めたが、後半15分にエリア手前からエムバペに右足でコントロールシュートを決められて先制点を献上。さらに6分後には、25年のバロンドール受賞のFWデンベレにドリブル突破から追加点を決められた。これまでW杯で唯一の完封負けを喫していたフランス相手に、枠内シュートは1本だけでまたも得点を奪えず敗退となった。

 前回の22年カタール大会は決勝トーナメントでスペイン、ポルトガルといった欧州の強豪を次々と撃破し、アフリカ勢で初の4強入りを達成。「アトラスのライオン」の異名を持つ同国は鉄壁な守備、卓越した組織力で大会を席巻し、多くの称賛の言葉が世界中から寄せられた。欧州出身選手がチームを支え、今大会もアフリカ勢初の2大会連続8強入りを記録。準々決勝で涙を飲んだが、正真正銘の強豪の仲間入りを果たした。

 ワハビ監督は「相手が優秀だったことは認めなければいけない。前半PKは止め、ボールもかなり保持できるようになった。後半もスタートは良かった」と評価した上で「やはりエムバペが個人技で決めた後、かなり変わってきた」と脱帽した。2大会連続の8強には「これから続けていけば未来は明るい。今日は勝ったわけではないしガッカリしているが、ベストを尽くした。

これを未来につなげないといけない」と手応えを得たよう。「私たちが代表しているのは1つの国、1つのチームだけじゃない。欧州にも、アジアにも、南米にも、私たちに共感し、自分と重ね合わせてくれている人がたくさんいる。だからこそ、これからも同じように続けていく」と約束した。

 ◆モロッコ 3大会連続7回目。FIFAランク7位。22年大会でスペイン、ポルトガルを撃破し4強。昨年は世界記録となる19連勝。3月から指揮を執るのはベルギー出身のモハメド・ワハビ監督(49)。パリSGのハキミ主将を中心に堅守を誇る。首都ラバト。人口は3808万人。

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