◆サッカー北中米W杯▽準々決勝 ノルウェー1―2イングランド(11日、マイアミ競技場)

 ノルウェー(FIFAランキング31位)は延長戦の末、イングランド(同4位)に1―2で敗れ、28年ぶりに出場したW杯での躍進はベスト8で終わった。今大会7ゴールとチームを牽引(けんいん)してきたFWハーランドは無得点に終わった。

この試合でハーランドは後半、何度も膝に手をついて疲弊した様子を見せるなど、運動量が上がらず。1点リードを許した延長前半終了後、今大会初の途中交代に。試合はそのまま敗れた。

 試合後現地メディア「TV 2」のインタビューに答えたエースストライカーは「正直に言うと、すごく悔しい気持ちです。僕たちはもっと報われるべきだったと思っています」と振り返った。

 イングランドの先制点につながった場面で、ボールがピッチ上部に張られたワイヤに当たって落ちたように変化し、相手有利になったことについては不満を隠さなかった。「それでも、僕たちはイングランドをあと一歩のところまで追い詰めた。今は本当にむなしい気持ちだけど、一方でイングランドを相手に準々決勝でこれだけ戦えたことは誇りに思っている。いろいろな感情が入り混じっている。W杯は本当に小さな瞬間で勝敗が決まる。ブラジル戦では、その50対50の場面を僕たちの味方にできた。でも今日は、その50対50がすべて相手に転んだ。

それでは勝つのは難しい。イングランドは本当に強いチームだからね」

 さらに後半10分にコーナーキックから勝ち越しのネットを揺らしたが、VARチェックの末にノーゴールに。ポジション争いの際にハーランドが相手DFを押し倒したことがファウルと判定された。「僕がアンダーソンを倒したからということだった。でも、僕自身は毎回の競り合いで同じように押されている。それを考えると、正直ちょっと納得がいかないよ」と2つ目の判定に対しても不満だった。

 今大会を総括し、「この大会はノルウェーを変えたと思う。僕は本当に誇りに思っている。ノルウェーのみんなも誇りに思ってくれていたらうれしい。僕たちが成し遂げたことは、本当に大きなことなんだ」と語った。また、この経験が自分自身にも大きな意味を持ったことを認めた。「本当に信じられないよ。

まるで夢みたいだ。この経験で、自分自身も少し変わったと思う。それに、以前より少し有名になった気もするね(笑)」

 “怪物”の名にふさわしい活躍で、大会期間中にインスタグラムのフォロワーが6000万人を突破したハーランド。仲間たちとの大航海はマイアミの地で終わった。

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