大相撲名古屋場所初日(12日、愛知・IGアリーナ)

 休場明けの初日というのは横綱であっても緊張するものである。怪物と呼ばれた横綱・大の里(二所ノ関)も例外ではない。

しかも相手が過去1度も勝てていない新小結・義ノ富士(伊勢ケ浜)。大の里の当たりを唯一といっていいほど受け止め、逆に馬力負けしている。大の里の復調のバロメーターは左の使い方。右を差して左をおっつけることができれば、大の里のペースとなる。義ノ富士の右と大の里の左の攻防になる。

 横綱・豊昇龍(立浪)も休み明け。しかも相手は同世代で、前相撲からしのぎを削ってきた小結・王鵬(大嶽)。過去の対戦は初対決から7勝8敗。直近は4連勝しているものの、簡単な相手ではない。ポイントは立ち合い。豊昇龍が安易は張り差しで安全に勝とうとすると墓穴を掘る。

 綱取りの大関・霧島(音羽山)の評判が高い。

積極的に出稽古を敢行して充実した稽古を積むことができた。審判部の浅香山部長(元大関・魁皇)は横綱昇進の条件として高い数字と内容での優勝を挙げている。動きのいい藤ノ川(伊勢ノ海)戦でも負けは許されない。

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