【米ワシントン26日=吉松忠弘】女子テニスのムバダラDCオープンで、4大大会4度の優勝を誇る世界ランキング13位の大坂なおみ(フリー)が、引退を発表した錦織圭に熱い思いを語った。この日、大会の事前会見が行われ、大坂は自身初のベスト8入りをしたウィンブルドン後、初の大会出場となる。

 大坂が錦織と同じ大会に出場するのは、2025年5月のマドリード・オープン以来。錦織が引退を発表してからは初めてとなる。

「私も彼も、それぞれしばらく(ツアーから)離れていた。だから、この大会で一緒にいられることは本当に特別なこと。彼に会えて本当に嬉しい」

 大坂が28歳で、36歳の錦織とは8歳違い。大坂が16年全豪で4大大会本戦にデビューした当時、錦織はすでに世界4位の地位にいた。

 「私にとって、彼はどちらかといえば年上の先輩みたいな、あるいは兄のような存在。ケイを『友達』と呼ぶには、彼への尊敬の念が強すぎる気がする。彼が、定期的に話しかけてくれることだけでも、十分素晴らしいこと。ファンみたいに、熱狂的になったりしたくはない」

 大坂にとって、子供の時からの憧れだった。

 「子供の頃から、彼を憧れの存在として育ってきた。自分も彼のような立場になれたら、彼の隣に立って、彼がやっているような、かっこいいことを全部できるようになったらと願っていたのを覚えている。

そして、私はその地点にたどり着くことができた」

 テニスで学んだことも多い。

 「いつも変わらない。まるで侍みたいで、バックハンドの構えとかもそういう感じ。私はそれがずっと好きで、彼から学んだのはバックハンドとリターン。それと怒らないこと」

 この日、大坂は自身のSNSに、錦織からシューズと手の甲にサインをもらった写真を投稿。「これで、最高のバックハンドになれる」とコメントした。

 今大会は第3シードで、1回戦は不戦勝。2回戦では、世界67位のアシュリン・クルーガー(米国)-同69位のケーティ・ボールター(英国)の勝者と対戦する(世界ランクは27日付)。

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