お笑いタレント・森脇健児(59)が本気で東京再進出を狙っている。8日に東京・渋谷の「ばぐちか」で漫才コンビ「シンデレラエキスプレス」のナベちゃんこと渡辺裕薫(58)とトークライブを開催する。

小劇場を起点に“失地回復”を夢見るアラ還芸人の「隠し玉」と次なる目標は何か。スポーツ報知の独占インタビューに応じた。(田中 昌宏)=後編=

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 「次は『SASUKE』完全制覇!」と掲げる言葉によどみはない。59歳の瞳がギラギラと暑苦しく乱反射した。

 「『無理やん』言われても、やってきてるで僕。ミスターSASUKE(山田勝己さん)、最近全然アカンでしょ。あの人(がリタイアした地点)より1個でも前に出たら、僕がミスターSASUKEですから。世代交代せんとね」

 世代交代も何も、山田さんが60歳で森脇が59歳。ほぼ同世代だ。理屈はむちゃくちゃなのだが、確かにフジテレビ系「千鳥の鬼レンチャン」(日曜・後7時)の「サバイバルレンチャン」で山田さんに勝利している。そんな「やってきてるで僕」という積み重ねのひとつが、右膝のアップデート。昨年4月に「大腿骨内顆(だいたいこつないか)軟骨損傷」「内側半月板損傷」の手術を受け、先月には患部のボルトを抜く手術を受けた。

 「手術後、3週目から走ってますよ。今秋の『オールスター感謝祭』(赤坂5丁目ミニマラソン)は第70回。ここでもう一度勝負したい。僕が初めて出た23年前と様変わりして、走れる10代、20代、30代のアイドル、俳優、芸人、モデルが来ますから。芸能界の陸上競技会になってる。まだまだ勝負したい。まだまだ“アカサカンドリーム”。表彰台の一番高いところに立つと、一瞬、自分が芸能界のど真ん中にいると思える。旬のアイドル、俳優、芸人、モデルが僕だけに拍手してくれるんですから」

 かつて芸能界のど真ん中にいた男が言うからこそリアルだ。

 「振り返れば東京の7年間は濃い濃い7年間でした。『夢がMORI MORI』、トレンディードラマ、CM、ロケは海外ばっかり…。もう一回だけでもそういうのやれたら面白いな。

そしてもう一回、品川区上大崎3丁目のマンション買って“シナガワンドリーム”や!」

 ワンツーアッパーのシャドーボクシングで気合を込めた森脇。しかしふと握った拳を緩め、ダラリ下ろすと、ポツリつぶやいて背中を丸め、インタビュー部屋から去っていった。

 「言うて結局、(定宿の)八丁堀のドーミーインにいると思いますけどね…」

 ◆森脇 健児(もりわき・けんじ)1967年2月5日、大阪・枚方市出身。59歳。京都・洛南高2年時に「第1回松竹芸能タレントオーディション」に合格し、同事務所入所。88~90年に読売テレビ「ざまぁKANKAN!」で注目を集め、90年代にフジテレビ系「笑っていいとも!」「夢がMORI MORI」で全国的人気に。99年から関西に拠点を戻して活躍。陸上競技、J1・京都、プロ野球・ソフトバンクの大ファン。スポーツ報知を長年愛読しており「両国発」は欠かさず読むとのこと。171センチ、58キロ。

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