昆虫ハンターでタレントの牧田習が21日、都内で取材会を行った。

 2025年に東大大学院農学生命科学研究科博士課程を修了。

東南アジアを中心に昆虫調査を行い、国内外でイベント、メディアに出演する。今月はインドネシアで調査に参加し、タイの学会に出席。滞在期間での学びを「自然だったり生き物に対するリスペクトが多い、自然への興味関心が高い方が多かったので、昆虫を保全していく上では協力してくれやすい」と振り返った。

 調査の原点は3歳の時。「僕の祖父がミヤマクワガタを持ってきてくれて、好奇心を持った。『もっと、(昆虫を)追っかけたい』気持ちが出てきて、飽きずに今も同じ気持ちで追いかけられている」。小学生の時には昆虫関係の仕事を意識。同時期には沖縄の伝統楽器・三線で何度も受賞した。当時の師匠がチョウ学者だったことが判明し、中学生でチョウの採取のため沖縄に向かった。当時採取したというチョウの標本を見せた。

 推しの昆虫はゲンゴロウ。自宅でも育て、昆虫食も「一通り食べたと思う」と話すなど昆虫への愛あふれる牧田だが「足が6本より多いダンゴムシとかムカデとかは大嫌いです」と笑う。

 現在も研究の対象はチョウ。注目しているのは、ルリモンジャノメ。「10年前は沖縄の八重山諸島で数例しかなくて、国内で捕まえるのは難しいと言われていた。でも5年前くらいから(頻繁に)現れるようになって、今は石垣島にウジャウジャいる」。

 温暖化なども影響しているといい「長いスパンで見たらどうなっていくんだろうな。昆虫が環境によって変化していくのに興味がある」と告白。「昆虫は単にかっこいい、かわいいじゃなくて環境の一部。昆虫を観察することで環境について知ることができる、環境問題について理解できる。昆虫をキーに色々なことを知ってもらえたら」と呼びかける。

 昆虫界のさかなクンを目指したこともあったが、現在は「興味があること、やってみたいことに挑戦してどういうことができるかで生きている」。今後に向けては「昆虫の世界にとどめず環境、社会に届けたい」と意欲を見せた。

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