一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる!
生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。
単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。
仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。
女流寿司職人への道は拓かれる
ニックさんの職場での寿司づくりも充実していましたが、やはり握りをつくらせてもらえる空気ではありませんでした。握りをつくれるのは現場のリーダー・兄貴だけで、オレンジくんや私はシャリを使って練習をする日々。
以前いろいろなお店に面接に行った際に、女性に対する風当たりの強さを感じたこともあって、寿司づくりの道を行くのは困難なように思われました。
だけどそんなときでも手を差し伸べてくれる人がいるというのが人生のおもしろいところ。自覚はなかったのですが、業務中かなりしつこく寿司をやりたいとアピールしていたようで、寿司職人の大先輩である山田さんが教えてくれるというラッキーが転がり込んできました!
ど素人が40年ものお寿司の経験のある人のもとで、じかに教わることができる機会なんてまずないはず。こういった幸運を引き寄せる力だけはなぜだか強い私です。
酢飯のつくり方を書いていますが、こちらはあくまでも私の行っている現場でのやり方で、使っている炊飯器、ご飯や酢の種類によってつくり方はいろいろ。絶対にこうやるという正解はありませんが、つくる前には想像できない量の酢を入れることは共通していると思います。
何せ酢飯はお寿司の半分以上を構成する要素ですから、地味に見えてとても大事な仕事なんですね。
最初は切り方を間違えてねっとりとしたシャリをつくってしまったり、酢をうまく混ぜきれなくてマダラ模様のシャリになってしまったり、風を当てすぎて乾いてしまったり、いろいろな失敗をしました。
ここからは寿司職人への入門編。果たしてヤマモトが三枚おろしを体得できる日はくるのか、乞うご期待ください!
作者:ヤマモトレミ
89年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でインスタグラムを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。アメリカで食っていくために寿司をやっていくことを決意し、週4ブルックリンで寿司をつくっています。
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