一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる!
生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。


単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。
仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。

ニューヨーク人情酒場 開店準備中にオーナーから突然の呼び出し! 衝撃の通告にNYのシビアな雇用事情を実感
ニューヨーク人情酒場 開店準備中にオーナーから突然の呼び出し! 衝撃の通告にNYのシビアな雇用事情を実感
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別れはある日突然に

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仕事は忙しくも平和に過ごしていたある日のこと、突然事件は起こりました。なんと半年も勤続したニックさんのお店を即日解雇されてしまったのです。

ある程度の修羅場はかいくぐってきた自覚がありましたが、これには驚きました。頑張ったから、とか、みんなと仲良くやっているから、みたいなぬるい意見は一切抜きにして、単純に数字に貢献できていないという理由であっさり首を切られてしまうのですから、NYの厳しさを実感する出来事です。

漫画にも描きましたが、人を雇うことも難しいけれど、人を解雇することはもっと大変です。
相手によっては逆上してしまったり、裁判に持ち込まれてしまうような事態もあるため冷静な判断が経営者には求められます。だけど、ニックさんの判断の早さには思わず感心するほどでした。さすが大繁華街で人気店を複数経営するやり手なだけはある!

解雇理由についても冷静に説明があり、パーソナルな理由ではないことを繰り返し言葉にしてくれたことで、こちらとしても現実を受け入れるまでに時間がそれほどかかりませんでした。やはり、他の人に比べてまだ技術が身についておらず効率的でないこと、また力仕事を任せられないことが原因だったようです。

気に入っていた職場だったからとても残念で悲しかったけれど、本当に多くのことを学ばせてもらいました。半年もの間、私と一緒に仕事してくれた中国出身のみんなとは一度も衝突したことがなく、誰からも傷つくことを言われたりもしなかった職場はニックさんのお店が初めてだったのです。

そして、何よりこのシリーズで一番大事なのはお世話係を引き受けてくれたオレンジくんでしょう。無愛想で仏頂面ながら隠しきれない人柄の良さがにじみ出ている彼でしたが、クビになったことを告げた時には本当に普段全然ハグなんかしないんだろうなあ……という感じのものすごく不器用なハグをしてくれました。もうその瞬間に、涙が溢れてしまったのでした。

オレンジくん、兄貴、みんな本当にありがとう!

ニューヨーク人情酒場 開店準備中にオーナーから突然の呼び出し! 衝撃の通告にNYのシビアな雇用事情を実感

作者:ヤマモトレミ
1989年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でInstagramを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。アメリカで食っていくために寿司をやっていくことを決意し、週4ブルックリンで寿司をつくっています。

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