大和ハウス工業が「住まいと生活を彩る趣味に関するアンケート」を実施したところ、「約8割が自宅で趣味を楽しむ」という結果が出た。趣味の拠点が自宅となると、趣味を楽しめるよう住まいを工夫する必要があるだろう。

住まいと趣味の最新実態を見ていこう。

【今週の住活トピック】
「趣味を楽しむための住まいの工夫 住まいと生活を彩る趣味に関するアンケート」結果を公開/大和ハウス工業

約8割が手軽で多様な趣味を自宅で楽しんでいる

今回の調査※で、「趣味を主にどこで楽しんでいるか?」と聞いたところ、「特に趣味はない」という人も5%いたが、趣味を楽しむ場所については、「自宅」が59%、「自宅・自宅以外の両方」が23%で、合わせて82%が自宅を趣味の拠点としていることがわかった。「自宅以外」という回答は11%だった。

※2025年10月~11月に実施したMy House Palette メールマガジン会員へのアンケート(有効回答501件)

次に、自宅で趣味を楽しむ人たちに、「趣味のジャンルで一番近いもの」を選んでもらったところ、最多は「映画・ドラマ」の25%だった。これは、動画配信サービスが普及し、自宅で手軽に好みの映画やドラマを見られるようになった影響もあるのだろう。

次いで、「音楽」と「読書」が12%で、「ゲーム・パズル」が8%で続いた。こちらも、音楽配信サービスやデジタルブック、オンライン・マルチプレイ型のゲームが普及した影響があるだろう。

ほかにも、多様な趣味を自宅で楽しんでいることがうかがえる結果となった。

「趣味は自宅で」が約8割、しかも“寝室で”という人も!趣味を楽しむための住まいの工夫とは?

出典/大和ハウス工業「趣味を楽しむための住まいの工夫 住まいと生活を彩る趣味に関するアンケート」より転載

映画・ドラマ、音楽、読書などを楽しむには、くつろげるスペースが必要なだけでなく、音自体を楽しめる環境、あるいは音を遮断した静かな環境なども求められる。趣味のジャンルとそれを行う場所は、関係が深そうだ。

また、興味深いのは、住宅のタイプと趣味にも関係性があることだ。大和ハウス工業によると、「一戸建て住宅は車・バイクといった敷地を活かした趣味が多いことに加えて、近隣への音を比較的気にせず楽しめる環境のため、音楽系の趣味も取り入れやすいよう」で、「賃貸マンション・アパートは読書やゲーム、推し活などコンパクトに楽しめる趣味」、「分譲マンションはDIY・ハンドメイドなどの創作系がやや多いといった傾向」が見られるという。

趣味を行う場所の3番目は寝室!?寝ころびながらしたい趣味?

自宅で趣味を楽しむ人たちに、「主に自宅のどこで活動しているか?」と聞いたところ、過半数の60%が「リビングおよびダイニング」と回答した。家族がいる場合は共有の場所ではあるが、スペースが広いというのが、その理由だろう。

「自室」(25%)を持てる場合は、こもれる場所、使用するものを常時置ける場所でもあるので、趣味を行うには適しているだろう。

3番目の「寝室」(14%)は意外な印象を受けた。同社によると、「寝室のみで趣味を楽しむ人の約6割が「映画・ドラマ」「読書」「音楽」といった、横になりながらできる趣味を選んだ」というので、“寝ころびながら”というのがカギになるようだ。また、少数ながら「運動・健康」や「DIY・ハンドメイド」なども見られたといい、「専用の自室を持たない場合には、寝室は家族に邪魔されず自分だけの時間を過ごせる貴重な空間になるのかもしれない」と分析している。

「趣味は自宅で」が約8割、しかも“寝室で”という人も!趣味を楽しむための住まいの工夫とは?

出典/大和ハウス工業「趣味を楽しむための住まいの工夫 住まいと生活を彩る趣味に関するアンケート」より転載

ほかに適した場所がないから!?趣味ができる環境を探しているのが実態?

では、「その場所を選んで趣味を行う理由」はどういったものだろう?「一人で集中できる」(33%)、「スペースが広い」(20%)に次いで、「他に適した場所がない」(18%)が挙がった。自室がないなどの自宅の制約のなかで、なんとか工夫して場所を探し、趣味を行っていることがうかがえる。

ほかにも、「電源・配線が整っている」(17%)、「作業机などが置いてある」(12%)、「音・振動に配慮できる」(9%)など、趣味を行うのに必要な環境を求めていることがわかる。一方で、「家族と共有しやすい」(12%)や「家族の迷惑にならない」(8%)など、家族との関係性を重視していることもわかる。

「趣味は自宅で」が約8割、しかも“寝室で”という人も!趣味を楽しむための住まいの工夫とは?

出典/大和ハウス工業「趣味を楽しむための住まいの工夫 住まいと生活を彩る趣味に関するアンケート」より転載

趣味を快適に行うための住まいの工夫、環境づくりと家族への配慮も必要

趣味を楽しみたいけれど、自宅の環境が整わないといった“不便”を感じることも多いだろう。「趣味を快適に行うための工夫や、不便解消のために実施していることがあるか?」という問いに対しては、「特に実施していない」という回答が最多の43%だったが、残りの半数以上はなんらかの工夫を行っていた。

多かったのは、「用具やコレクション収納のために市販の家具や収納ケースを購入」(20%)といった収納まわりの工夫だ。そのほか、空気環境や照明、作業台、配線、防音などに配慮するさまざまな工夫を行っている。

「趣味は自宅で」が約8割、しかも“寝室で”という人も!趣味を楽しむための住まいの工夫とは?

出典/大和ハウス工業「趣味を楽しむための住まいの工夫 住まいと生活を彩る趣味に関するアンケート」より転載

こうして調査結果を見ていくと、さまざまな趣味を自宅で楽しみ、趣味スペースの工夫をしている様子がうかがえる。

どうやら、自宅で趣味を快適に楽しむには、2つのポイントに注意する必要があるようだ。
1つ目は「趣味に適した環境づくり」。趣味によってその場に求める環境が異なるため、自分の趣味を行いやすいように環境を整える必要があるだろう。

2つ目は「家族への配慮」。家族が自宅にいる時間帯なのに、一人だけ部屋にこもる趣味なら、家族の理解が必要だし、趣味を行う時間帯が夜間なら、寝ている家族への配慮が必要だ。また、自分の趣味のための道具やコレクションで共有のスペースを埋めてしまうことのないように、収納面などにも工夫が必要だろう。

趣味は人生を豊かにしてくれるものだ。自宅で手軽に趣味を楽しめる環境ができれば、毎日の生活に潤いをもたらすだろう。一方で、自宅は家族の営みの場でもある。間取りや部屋数などに制約もあるので、それぞれが快適に過ごせるための配慮や工夫も欠かせないことだろう。

●関連サイト
大和ハウス工業「趣味を楽しむための住まいの工夫~住まいと生活を彩る趣味に関するアンケート~」

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