春の新生活に向けた引っ越しシーズンが到来している。エイブルホールディングスの「ひとりぐらし研究所」が、クラスとブックオフグループホールディングスとともに、「ひとり暮らしの引越・リユース意識調査2026」 を実施した。

引っ越しの際に不要になったモノは“捨てる”という人が大半だという。今どきの引っ越し意識について見ていくとしよう。

【今週の住活トピック】
【クラス×ブックオフ×エイブル共同調査】ひとり暮らしの引越・リユース意識調査2026

不要品は「捨てる」が多数派だが、性別や年代による違いも

調査結果では、まず「引っ越しで入りきらない荷物の処分方法」を聞いた結果が紹介されている。男女ともに、最多は「捨てる」、次いで「リユースショップ」、「フリマアプリ」が続く結果となった。ただし、男女別・年代別に詳しく見ていくと、20代では男女ともに「フリマアプリ」が最多となり、特に女性では過半数に達した。また、30代男性、40代男性と40代女性では「リユースショップ」という回答も多く、いずれも過半数だった。「捨てる」という回答は年代が高くなるほど多くなり、特に40代女性では7割近くになった。

Q1:引越で入りきらない荷物の処分方法は?(複数回答可)

引っ越しでの不要品は「捨てる」が多数派。リユースショップやフリマアプリの活用も?

出典/クラス×ブックオフ×エイブル共同調査「ひとり暮らしの引越・リユース意識調査2026」より転載

一方で、「不要なモノを捨てることへの罪悪感」を感じる、という人が多いこともわかった。女性全体で45.2%、男性全体で44.9%が「罪悪感を感じる」と回答した。なかでも、「罪悪感を感じる」割合が高いのは、男女とも20代だった。

Q2:不要なモノを捨てることへ罪悪感はありますか?

引っ越しでの不要品は「捨てる」が多数派。リユースショップやフリマアプリの活用も?

出典/クラス×ブックオフ×エイブル共同調査「ひとり暮らしの引越・リユース意識調査2026」より転載

引っ越しの際に不要と判断した荷物の中には、捨てざるを得ないモノもあれば、まだ使えるモノもあるはず。使えるモノを捨てることに心理的な抵抗があり、リユースショップやフリマアプリで再利用してもらおうと考える人も多いようだ。特に20代は、「フリマアプリ」の扱いに慣れているということもあるかもしれないが、自分で金額を設定して、欲しい人を探せるという点が評価されているのだろう。

引っ越しは荷造りに時間がかかる?直前派や追い込み型も

次に「引っ越しの際に荷造りを始めるタイミング」を聞いた結果を見ていこう。最多は「1カ月前~2カ月未満」で男女ともに約3割を占めた。使用頻度の少ないものから少しずつ荷造りしていこう、ということだろう。

ただし、30・40代女性では、荷造りを「3カ月前~」始めると回答した人が2割を超え、長期間にわたって荷造りをする人が多いようだ。一方、40代男性では「1週間未満」と「1週間前~2週間未満」の回答が合わせて23.5%と特出して多い。これは、荷物の多少によるのか、仕事などを優先して近くなるまで手をつけられないのか、理由はいろいろ考えられそうだ。

Q3:引越の際に荷造りを始めるタイミングは?

引っ越しでの不要品は「捨てる」が多数派。リユースショップやフリマアプリの活用も?

出典/クラス×ブックオフ×エイブル共同調査「ひとり暮らしの引越・リユース意識調査2026」より転載

「ひとりぐらし研究所」で、2週間を切ってから慌てて始めるのを「直前派」、短期間で一気に作業を完結させようとするのを「追い込み型」などと呼んでいる点が興味深い。

次は更新する?転居する?更新派が多数派

ひとり暮らしをしている人にのみ、「次回更新では更新・転居どちらを検討しているか?」と聞いたところ、男女ともに、「更新派」が7割を超えた。近年、特に都市部では賃貸住宅の家賃の上昇が著しい。そのため、転居による初期費用や引っ越し費用をかけて条件のよい賃貸に転居することが、難しいと感じている人が多いのかもしれない。

Q4:【現在ひとり暮らしのみ】次回更新では更新・転居どちらを検討していますか?

引っ越しでの不要品は「捨てる」が多数派。リユースショップやフリマアプリの活用も?

出典/クラス×ブックオフ×エイブル共同調査「ひとり暮らしの引越・リユース意識調査2026」より転載

「ひとりぐらし研究所」によると、「転居派の理由では、男女ともに『家賃を下げたい』が最も多く」「更新派の理由でも、『引越し費用(初期費用や引越し代など)をかけたくない』が最多回答で、転居派/更新派ともに経済的な側面からの検討であることがわかる」と分析している。

さて、転居するには、新居探しから賃貸借契約の締結、荷造り、引っ越し、転居に伴う手続きなど、かなりの手間や費用がかかる。不要になるモノは一挙に捨ててしまいたいところだが、リユースショップやフリマアプリを活用して、だれかに引き継ごうとしている人も多いことがわかった。

利活用は、循環型社会に貢献できるだけでなく、換金もできるので費用の軽減にもなる。早めに引っ越しの準備をして、不要な物の処分方法も考えてほしいものだ。

●関連サイト
【クラス×ブックオフ×エイブル共同調査】ひとり暮らしの引越・リユース意識調査2026

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