日本のやんごとなき方々といえば、皇族のみなさま。お住まいが気になるけれど、当然ながら、皇居や御所は気軽に見学できるはずもない。
日光田母沢御用邸記念公園の外観。部屋数は106、まさにセレブの住まいにふさわしい豪壮さ!
日光や沼津に残る旧御用邸なら見学できる究極のセレブともいえる皇族の方々の住まい。予算やスケールが違いすぎて、家づくりの参考にはならないかもしれないが、どのような間取りなのか、お食事はどこで召し上がるのか、お休みはどうされるのかなど、気になることは山のようにある。そこで、訪れてみたいのが、かつて皇族の方々の別荘地、保養所として使われていた旧御用邸。現存数は多くないが、公園として整備されているところであれば、一般人でもふらりと見学できる。
まず、敷地および建物のいずれもが良好に保存され、比較的自由に見学できるのが、日光田母沢御用邸記念公園。もともとは大正天皇が皇太子だった時分に静養地として建造されたもので、明治期に造営された御用邸のなかで唯一、本邸が現存する建物だとか。戦後は博物館や宿泊施設(!)として利用されてきたが、3年の月日をかけて整備され、2000年に現在の公園として蘇った。2003年には重要文化財にも指定されている。
建物内には公式儀礼が行われる「謁見所」があることを見ても、単なる私的空間だけでなく、「公的な空間」があるのも特徴的。いわゆる書斎にあたる部屋も、「御学問所」となっていて、プライベートな空間といえど、居住まいを正したくなるような雰囲気。この空間にいれば、ごろ寝などできるはずもなく、自然と立ち居振る舞いが美しくなりそうだ。ちなみに、皇后宮で、現在の天皇陛下が1年間疎開生活を送られたという。
御学問所の丸窓からの眺め。まるで絵画のような美しさ
家具や照明も再現されている沼津御用邸記念公園日光と同様に、旧御用邸として残っていて、現在も見学できるのが「沼津御用邸記念公園」。こちらも大正天皇のご静養のために造営されたもので、本邸は1945年の沼津大空襲で焼失してしまったが、西附属邸、東附属邸が保存公開されている。敷地内の西附属邸は、本邸焼失後に居室として利用され、1969年に廃止が決まるまで、ひんぱんに皇族の方々に利用されていた。おもな部屋数26のなかには、御料浴室(バス・洗面所)、御食堂(ダイニング)、御玉突所(ビリヤード台を設置した部屋)などがあり、皇族の方々の暮らしの一端をうかがい知ることができる。
興味深いのは、建物だけでなく、建具やじゅうたん、照明、家具などが現存または、忠実に再現されている点。建具のひとつとっても、華美ではないが美しく気品があり、素人目に見ても、ていねいに造られているのがよく分かる。
沼津御用邸記念公園の御座所。畳に絨毯を敷き、ソファを配置。皇族の方々は、和洋折衷のライフスタイルの先駆けだったよう
旧御用邸のなかでも、現役の建物として利用されているのが、箱根・宮ノ下にある富士屋ホテル別館菊華荘。こちらはレストランとして営業しているので、旧御用邸の建物のなかで実際に食事ができる。由緒正しい建物のなかで和食を味わうのは、また格別の趣がありそうだ。
富士屋ホテル別館菊華荘の室内。自然と、背筋を伸ばしたくなる
ちなみに、天皇陛下と皇后さまがお住まいになる皇居も一部、公開されている(吹上御苑の自然観察会、皇居一般参観など)。いずれも事前に予約申込が必要で、建物を見学することはできないが、敷地内を歩くだけでも新しい発見があるかもしれない。
■参考資料
日光田母沢御用邸記念公園
http://www.park-tochigi.com/tamozawa/
沼津御用邸記念公園
http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/shisetsu/goyotei/index.htm
富士屋ホテル別館菊華荘
http://www.fujiyahotel.jp/restaurant/kikkaso/index.html

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