暑い夏をひんやりさせる心霊スポット。その陰にひそむものとは？
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各地で記録的な猛暑が続く日本列島。節電のためにエアコンの設定温度を上げており、室内なのに少し動くと汗だくになってしまう……なんて方も多いのでは？　そこで少々古典的ではあるが、心霊スポットにまつわる怖い話で気持ちだけでもひんやりしてはいかがだろう。

まずは今年39度以上の暑さを記録した群馬県から「地蔵峠」を紹介したい。心霊スポット紹介サイト「オカルト情報館」には、このスポットと浅間山荘事件の関連性が記されている。

「連合赤軍による大事件、浅間山荘事件以降、ここでは学生風の幽霊が複数目撃されている。連合赤軍のリンチによって亡くなった人の霊が彷徨い、人に無念を訴えてくるという」

幽霊云々の真偽の程は定かでないが、リンチ事件のあった榛名ベースがすぐ側にあるのは確か。“殴ることこそ指導”という歪んだ価値観により、無慈悲に殺された被害者が怨念化し、山中を徘徊していてもおかしくはない……。

また、8月5日にまつわる心霊スポットといえば、東京都八王子市の「湯の花トンネル」が有名である。1945年8月5日、この場所で新宿発長野行きの中央線下り列車を、米軍の戦闘機が機銃掃射し、少なくとも52人が死亡、900人以上が怪我をしたという。高尾山の情報を発信するサイト「高尾通信」に、事件の詳しい様子がアップされている。

「太平洋戦争中、列車銃撃では国内でもっとも被害が大きかったとされています。当時はよく晴れて暑い日で、八王子空襲で不通になった中央線が４日ぶりに開通し、乗客が窓にぶら下がるほどの満員電車であったようです。戦闘機が見えたとき、すぐ窓を閉めるように車内放送が流れましたが、満員の声にかき消され、うまく伝わらなかったようです」

この事件以来、トンネル付近で霊を見たという話は多かったが、最近は目撃情報が減っているそうだ。毎年8月5日に行われる慰霊祭により、被害者の霊が成仏したのかもしれない。

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