●高級海苔弁ブームが続く中、元祖海苔弁当でおなじみ『ほっかほっか亭』が「海苔弁Premium」を発売。そのプレミアム具合を実食して確かめてみた。
お弁当チェーン店やコンビニ、スーパーなどで海苔弁を見ない日はありません。近年では「高級海苔弁」の専門店も登場し、中には行列ができるお店も多数あります。
実は海苔弁の元祖は『ほっかほっか亭』。昭和30年代後半に、ご飯にかつおぶしをのせた「のりおかか弁当」を発売し、現在のブームを礎を築きました。そんな元祖が作る「海苔弁Premium」が2月6日の海苔の日に登場。厳選された素材や一つひとつ刷毛で塗る特製しょうゆだれを使うなど、ひと手間を加えた仕上がりになっているとの噂。

お店の外には、プレミアム感満載な海苔弁の広告が掲げられており、その本気度が見てとれます。さて、どうプレミアムになったのか、実食してみましょう。
「海苔弁Premium」は素材ごとに味わい深く、楽しみがある弁当だった

海苔弁といえば、白身魚フライに、ちくわの天ぷらが定番ですよね。その布陣はそのままに、味付けされたカツオを挟んだ海苔ご飯、卵焼き、きんぴらごぼう、インゲンとベーコンの炒めものが彩りよく添えられています。まさに期待を裏切らない内容ですね。特製のしょうゆだれを一つひとつ刷毛で塗っているという海苔からいただくと、醤油と磯の香りが混じり合い、ものすごくご飯と合います!

お次は、ちくわの天ぷら。好きなんですよね、これ。

主役は白身魚のフライ。身はやや薄めですが、衣サクサクでやわらかい。身が厚い白身魚フライもいいですが、サクッと軽やかな食感で、魚の旨みも感じます。
サイドメニューも抜かりなく旨い!

2切れ入った卵焼きは、出汁が効いた甘めの味付け。通常の海苔弁ではあまり見かけたことがないので、卵好きとしてはうれしいポイントです。白身部分がほどよく残っていて、手づくり感のあるふんわりとしたおいしさ。

インゲンと厚切りベーコンの付け合わせも、海苔弁には新鮮な光景です。脇役なはずなのに、「忘れないでね」と言わんばかりにおいしい。ベーコンの塩気がご飯ともよく合います。フライの箸休めとしてつまむはずが、結構楽しめるサイドメニューでした。
まとめ

期待に胸を膨らませて食べてみた「海苔弁Premium」は、一つひとつのおかずに食べ応えがあり、ほどよい満腹感を得られました。おかずは冷めても素材のふっくら感や弾力が残って、最後までおいしい! 普段食べる海苔弁よりも、満足感の高い一品に仕上がっていると思います。
●DATA
ほっかほっか亭
https://www.hokkahokka-tei.jp/