●おなじみハウス食品の「バーモントカレー」から、初のレトルトが登場! 固形ルウとの違いを調査してみた。
家庭料理の定番といえばカレーライス。

「バーモントカレー」は今年(2023年)、発売60周年。「りんごとハチミツとろりとけてるバーモントカレー」のキャッチフレーズの通り、ハウス食品の他の固形ルウの中でも全体的に甘めの味わいが特徴。四世代に渡って食べている、なんて家庭も少なくないのでは? 実家を出て一人暮らしを始めると、作る機会が減ると思いますが、これで思う存分バーモントカレーが楽しめるようになったわけです。

でも、気になるのは味。あの家庭のカレーは再現されているんでしょうか? というわけで今回はレトルト版と、伝統の固形ルウを実際に食べ比べてみたので、その違いをご紹介していきましょう。といっても、レトルトのほうは超簡単。レンジで600W、1分10秒で完成します。さっそくご飯にかけて食べてみます。
バーモントカレーのレトルトバージョンの味わいとは?

具材はビーフ、北海道産のじゃがいもとにんじんが目視で分かるくらいゴロゴロと大きくカットされたものが入っていました。家で作るカレーって、この具の大きさもポイントですよね。
いざひと口。うーん! 甘くてまろやか。後からスパイスの香りがやってきます。「あれ、バーモントカレーってこんなにおいしかった?」と思うくらい、レトルト版はバーモントカレーの良さを活かしつつ、さらなるこだわりが感じられる味わいです。

ということで、味の違いを確かめるため、固形ルウでも作ってみることにしました。実は固形ルウも最近リニューアルされています。なんでも一皿あたりの食塩相当量が調整されているほか、パッケージについても、年間で約206tのCO2排出量の削減を見込んだものに変更されているんだとか。

ちなみに我が家は鶏肉、タマネギ、ニンジンで作りました。食べてみると、もちろんちゃんと美味。確かにバーモントカレーってこういう味だったよね! という感じ。
シンプルに味が良いんですよね。食堂で出てきそうな昭和懐かしい味わいです。家族全員で食べるなら固形ルウ一択なのですが、昼食に一人で食べるレトルトは、これはこれでものすごくこだわって作ってあるなぁ、という印象。それぞれに良さがあると思いますが、今回はレトルトに軍配を上げたいと思います。
最近はスパイスカレーが台頭していますが、やっぱり家で食べるカレーはこういう味が良いですね。日本のカレー万歳!
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●DATA
ハウス食品
https://housefoods.jp/products/special/vmt/index.html