●最強アイスマニア兼、アイスジャーナリストが絶賛する4300円の高級「トリュフアイス」とは? 一体どんな味がするのか、取り寄せてみた。
突然ですが「贅沢アイス」、「ご褒美アイス」と聞いて、何を思い浮かべますか? 筆者は日常のちょっとした贅沢には『ハーゲンダッツ』、大変な仕事を乗り越えた時は『GODIVA』と決めています。
しかし、とある日。なんとなく目を向けたテレビ番組で、とんでもないアイスの存在を知ってしまったんです。それはなんと、1個4300円もするアイス。どんな味なのか想像もできない高級アイスに目が釘付けになり、「人生で一度くらい食べてみたい」と、お取り寄せしてみました。

こちらがそのアイス。フランス・ニースに本店を持つ日本初のトリュフ料理専門店『テール・ド・トリュフ東京』の「リッチバニラアイス トリュフキャラメルソース」です。
テレビ番組では人生で4万5000個以上のアイスを食べているというアイスジャーナリスト・荒井健治(シズリーナ)さんがおすすめアイスとして紹介し、絶賛していました。なんでも、同店でコース料理のデザートとして出てくる名物アイスらしいのです。

箱の中に入っていたのは、500mlのリッチバニラアイスが1個と、トリュフキャラメルソースが4パック。キャラメルソースの中に見える黒いツブツブがトリュフです。トリュフ料理専門店のトリュフ味に期待しないなんて無理な話です。

アイスはたっぷり入っていますが、値段を考えるとそれでもかなり高級ですよね。では、そろそろ食べてみましょう。
【実食】トリュフ料理専門店の名物高級アイスの味はいかに!

まず驚いたのが、リッチバニラアイスのテクスチャー。なめらかなアイスかと思ったら、どちらかというとシャーベットのようにほんのりシャリっとしています。
まずはバニラアイスのみで食べてみます。

平飼い有機卵や、マダガスカル産の上質なバニラビーンズが使われたバニラアイスは、ほんの少量口に含んだだけで、優しい甘さと濃厚なバニラの風味がふわりと広がり、幸せのため息が漏れます。瞬く間に口の中で溶けていきますが、バニラビーンズの香り、まろやかなクリームの上品な甘さがしばらく残り、その余韻を楽しめました。
水を1滴も使わないこだわりの製法を採用し、大手工場ではできないバニラ職人の手作り感あるリッチなバニラアイスに仕上げてあるのだとか。正直なところ、トリュフキャラメルソースばかりに意識がいっていましたが、バニラアイスそのものがおいしすぎました。
さて、いよいよトリュフキャラメルソースをたっぷりかけていただきましょう。

……人生で1番おいしかったアイスが更新された瞬間。甘さよりもほろ苦さがわずかに勝るキャラメルソースは、まさに大人の味。しっかり焦がしてあり、コクが強い!
刻んだトリュフはキャラメルソースに包まれているにもかかわらず、しっかりと風味を感じ、噛むたびにその香りが広がります。
濃厚なバニラアイスとの相性も完璧です。卵やバニラビーンズ、クリームはトリュフに合うものを選定し、試行錯誤を繰り返して今の味が完成したのが頷けます。
調査結果

「4300円もするアイスを買って良かったか?」と聞かれたら、被せ気味で「買って良かった!」と答えます。味が感動レベルなのはもちろんのこと、今回、お取り寄せページから購入ボタンを押した瞬間から食べ終わるその時まで、ずっとワクワクしていたのです。
「せっかく高級アイスを食べるんだから」とアイス容器を購入してみたり、冷蔵庫にあのアイスが入っていると思うだけで家に帰るのが楽しみになったり……とても楽しい時間を過ごせました。自分用にはなかなか買えませんが、スペシャルなアイスなので特別な日や大切な人へのギフトにぜひ利用したいと思います。
(撮影・文◎佐々木 舞)
●DATA
『テール・ド・トリュフ東京』オンラインショップ
https://terresdetruffes.jp/pages/shop
『テール・ド・トリュフ東京』公式サイト
https://terresdetruffes.jp/
●著者プロフィール
佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。