クイズです。上の写真のA~Fは、有名バーガーチェーンのチキンナゲットです。
ちなみにこの6種類は、マクドナルド、ロッテリア、モスバーガー、ケンタッキー、バーガーキング、フレッシュネスバーガーの6店舗で出しているチキンナゲットです。
マクドナルドのチキンナゲットは…?

並べてみると、形や衣の色、質感が違いますよね。しかし恐らく誰もが一番よく食べているであろうマクドナルドの「チキンマックナゲット」はというと…。
まず、パッケージとチキンナゲットを一緒に撮った写真を見て、先ほどのA~Fの写真と見比べてください。解答は以下のとおりです。

Aがマクドナルド、Bはロッテリア、Cはフレッシュネスバーガー、Dがモスバーガー、Eがバーガーキング、Fがケンタッキーフライドチキンでした。というわけで、マクドナルドのチキンマックナゲットはAでした!
ではここから、それぞれのチキンナゲットの味わいの特徴を詳しく解説していきましょう。
衣厚めタイプのクリスピータイプのチキンナゲットは?

チキンナゲットは衣の色や質感で大きく分けられます。まずは衣が厚めで、カリッとクリスピーなタイプ。これが、まさにマクドナルドの「チキンマックナゲット」です。
衣は日本の天ぷらからヒントを得て作ったというオリジナルの天ぷら粉。タイ産の鶏肉(ムネ肉、モモ肉、鶏皮)を使用しているそう。そして鶏肉は他社と比較すると、硬すぎず柔らかすぎず、といった中間くらい。
そして箱入りというのもマックの特徴です。
続いて、マクドナルドによく似ていたクリスピータイプはバーガーキングの「チキンナゲット」。

バーガーキングはマックよりもさらに衣が分厚く、食べるとザクザク&ガリガリとした食感です。香りも独特で、スナック菓子のドリトスやとんがりコーンを彷彿させるコーン由来の香りや味がします。そして鶏肉はマックと同じくタイ産。食感は硬すぎず柔すぎず、程よい感じ。この点もマックに似ています。
しかし、食感や味の方向性などはマクドナルドよりもさらにもう一段階、ジャンクかつワイルドな印象です。
では、次に『フレッシュネスバーガー』の「国産チキンナゲット」を見てみましょう。こちらも衣厚めのクリスピータイプです。

名称どおり、国産の鶏ムネ肉をメインに使用したナゲットです。厚めの衣は醤油のような香ばしい匂いがします。かじってみると、衣はザクザクというよりは、さっくり軽めのクリスピー食感。そして香辛料の複雑なスパイシーさがパッと広がります。
中のお肉もしっとり&ジューシー。クリスピータイプではありますが、マクドナルド、バーガーキングがスナック系だとすると、フレッシュネスはグルメ系の味わいと言えそうです。
モスやKFCは衣しっとりタイプ

これまで見てきたクリスピータイプに対し、衣しっとりタイプのナゲットもあります。それが、モスバーガーやケンタッキーのチキンナゲットです。
モスバーガーのチキンナゲットは、衣・色・味、すべて薄め。そして鶏肉が柔らかく、しっとりジューシーです。印象としては、うどんなどに入っている“鶏天”のようなイメージ。ちなみに使用しているのは国産の若鶏のムネ肉だそうです。

そしてケンタッキーのチキンナゲットも衣が薄め。
そして最後は、ロッテリアの「チキンからあげっと」。モスやケンタッキーと同様に、衣はしっとりタイプなのですが、食べてみると、その印象はかなり違います。

まず形が棒状です。そして、6社の中で色が一番濃いです。焦げ茶色に近いですね。食べてみるとその理由がすぐわかります。
醤油ベースで、しかも甘めです。商品名通り、“鶏のから揚げ”のしっとりタイプといった感じ。そう、ピクニックなどでお弁当に入っている柔らかい鶏からあげを思い起こさせます。
まとめ

というわけで、同じナゲットでも、お店ごとに味や食感は千差万別。みなさんのお好きなナゲットはどのタイプですか?
(撮影・文◎土原亜子)