●有名回転寿司『くら寿司』には関西限定店があるらしい。噂の『無添蔵』へ行ってみた
安くて美味しい回転寿司として全国的に有名な『くら寿司』ですが、創業の地である大阪を中心に関西には限定店として『無添蔵』というお店が存在しています。
もともとクオリティの高い『くら寿司』の限定店となると、どれくらい味になるのか気になったので、違いを確かめに実際に食べに行ってきました。
『くら寿司』のお膝元、関西だけで限定展開している『無添蔵』

美味しい回転寿司として知られる『くら寿司』。今や日本全国だけでなく海外まで含めて600店舗以上とグローバルな展開を誇る『くら寿司』ですが誕生したのは大阪府堺市。
そんな大阪に2店舗、兵庫と和歌山にそれぞれ1店舗の計4店舗という限られた規模で限定的に営業されているのが『無添蔵』。今回お邪魔したのは大阪メトロの北花田駅から歩いてすぐの場所にある『無添蔵 北花田店』です。
店内は古民家をイメージした静かな佇まいです。『くら寿司』の代名詞ともいえるテーブルのお皿投入口もビッくらポン!もなく、一般的な回転寿司屋さんよりも、かなりくつろぎ感のある雰囲気で、ゆったりと食事を楽しめるお店となっています。

『無添蔵』というお店は通常の『くら寿司』より限定的な規模で営業することで、『くら寿司』全店の規模では安定供給できないネタや、ひと手間を加えて付加価値を高めたメニューなどもラインナップされているのが特徴です。
今年の6月に一新したメニューの中で目玉となっているのが、新たに『無添蔵』のレギュラーメニューに加わった地中海産の本まぐろシリーズ。今回は、新メニューの地中海産の本まぐろシリーズを中心に注文してみることにしました。
ボリュームも鮮度も段違い!『無添蔵』の本まぐろを堪能

『無添蔵』のレギュラーのまぐろメニューとして特に存在感を放つのがこちらの「まぐろ五種盛り」。回転寿司で盛り合わせというと三種盛が多く見かけますが五種盛というのは破格の豪華さ。地中海産 本まぐろ中とろ、びんちょうまぐろ大とろ、まぐろ腹身、極み熟成まぐろ、ねぎまぐろ軍艦の5種類が1貫ずつ1つのお皿に集合しているので、たっぷりとまぐろが堪能できます。これで価格はなんと一皿660円!
それではいただきます。
ほかにも熟成まぐろや定番のねぎまぐろ軍艦など、食感の異なるまぐろネタが乗っているので、ここから次のまぐろのお寿司を食べ進めて、食べ比べの基準にするのにもピッタリな一皿となっています。

次に五種盛にはなかった単品も注文したいと思います。こちらはあぶり中とろ、先ほどはスーッと消えてしまった中とろですが、あぶりにすることで食感がアップ、香ばしさも相まって生の状態とは違う魅力が引き出されています。
ぶ厚くて新鮮な大とろだって『無添蔵』ならリーズナブル!

まぐろのお寿司で食べたいネタ1位といえば、やっぱり大とろ。常温でも溶け出すような脂の乗りきった大とろを大振りにカット。キラキラと輝くゴージャスで堂々たる貫禄は感動モノです。
食べてみると中とろより脂の濃厚さはグッと増すものの、食感は中とろより少し強めに感じられます。これだけのクオリティとボリュームで大とろの価格は550円。ちょっとコスパ良すぎてビックリしてしまいます。

また『無添蔵』では大とろのあぶりも存在しています。お寿司の王様のようなネタである大とろをあぶりにするなんて贅沢すぎる気がして、オーダーするのになかなか勇気がいりますが、無添蔵であれば価格が比較的リーズナブルなことも少し気軽に注文できます。香ばしさをまとった大とろのあぶりを、ぜひ無添蔵で体験してみてください。
もちろん『無添蔵』のお寿司はまぐろだけじゃない!

『無添蔵』では、ここまで紹介したまぐろ以外にも様々なメニューをラインナップ。定番の握りの単品に加えて、1つのテーマで複数を盛り合わせた五種盛が4パターンも提供されています。こちらは貝ネタを豊富に取りそろえた「貝の五種盛」。
とろけるように柔らかいほっき貝からコリッコリの独特の食感が素晴らしいつぶ貝など5種類の貝が乗った一皿。食感の幅が大きい貝ネタを一挙に味わえるので非常にオススメです。

また回転寿司で常に人気の「サーモン五種盛り」も用意、定番のとろサーモンなどに加えて、あぶり生サーモンや大粒いくら軍艦など、サーモンをテーマにさまざまな部位や食べ方が大集合。サーモン好きにたまらないメニューとなっています。
お店イチオシはちょっと意外にも「焼きたてだし巻き玉子」!

また『無添蔵』ではお寿司以外のメニューもこだわっています。こちらの「焼きたてだし巻き玉子」は、注文が入ってから調理。焼きたてで提供されるので、熱々で食感はフルフル、口に入れると旨みたっぷりの出汁がジュワーっとあふれ出てきます。価格も200円と非常にリーズナブル。必食の一品となっています。
まとめ
今回紹介したように『無添蔵』は一般的な『くら寿司』に比べるとワンランク上のお店となっています。それでもトータル2000円くらいで十分に堪能できます。
(取材・文◎けいたろう)
●DATA
店名:無添蔵 北花田店
住:大阪府堺市北区北花田町3-32-2
TEL:072-240-1602
営:11:00~23:00
休:なし
https://www.kurasushi.co.jp/mutenkura
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。