●『天丼てんや』に土用の丑の日を挟んだ1週間限定で登場する「うなとろ天丼」を一足先に実食! その味わいをレポートします。
今年2023年7月30日は土用の丑の日。
日本ではうなぎといえば、主に蒲焼で食べることが多いですが、あの天丼チェーン『天丼てんや』では、この夏、期間限定で“うなぎの天ぷら”を使った天丼を7月27日(木)~8月2日(水)までの1週間限定で販売するとのこと。

穴子の天ぷらを食べる機会は多いですが、うなぎの天ぷらってけっこう珍しいですよね。一体どんな天丼なのか気になります。というわけで向かったのは『天丼てんや』浅草店。今回は特別にひと足早く試食できたので、その味わいをレポートしたいと思います。
蒲焼うなぎの天ぷらととろろの相性よし!

いただいたのは「うなとろ天丼」(1000円)。うなぎの天ぷらが3枚、そして天タレのかかったとろろが添えられています。まずはうなぎの天ぷらから。箸で持ち上げると実に軽やか。油で揚げて水分が抜けているせいでしょうか、蒲焼のようなどっしりした感じはありません。
ひと噛みすると、サックリした衣の爽快食感。いわゆる魚介系天ぷらの味です。

しかも焼きだけではなく蒸しの工程も経たものだそう。つまり厳密には「うなぎの天ぷら」ではなく、「うなぎの蒲焼の天ぷら」なわけですね。これはアリ! 蒲焼を食べている気分にも浸れるうえ、さらに天ぷららしいさっくりとした食感も同時に味わえるんです。
しかも天タレがかかったとろろをうなぎにからませると、さっぱり感が出てさらに美味。とろろは北海道十勝産だそうで、クセがなく、ご飯にもよく合います。そのご飯には天タレがしっかりしみ込んでいて、これまた最高。

うな丼やうな重のタレがしみたご飯が好きな人は多いでしょう。筆者も大好きなのですが、蒲焼のタレではなく、この天タレもなかなかのもの。
まとめ:サクサク食べられて鰻もとろろも旨い

うなぎは食べやすく、薄くスライスしたものが天ぷらにされています。厚みはそれほどありませんが、食べやすくてちょうどいいサイズ感。
とろろものどごしがよく、天ぷらもご飯もスイスイとのどの奥に消えていきます。これは食欲が下降気味の夏にイイ。サクサクっと食べることができて、ほどよくお腹を満たして元気をもらえる印象です。

このうなぎの(蒲焼の)天ぷら、かなり美味しかったので3枚では足りず、筆者は「もう少し食べたいなあ」と思ってしまいました。しかし、私のような食いしん坊も心配ご無用です。単品の「うなぎ天」(1枚・250円)もあるので、天丼をオーダーするときにトッピングとしてお願いすれば、追加で盛り付けてもらえます。
なお、このうなとろ天丼、そばとセットになった「うなとろ天丼 小そばセット」(1280円)のほか、テイクアウトの「うなとろ天丼弁当」(1000円)も用意されるそうです。いずれも冒頭でお伝えした通り、発売期間は7月27日(木)~8月2日(水)の1週間のみ。ぜひこの期間に味わってみては?
(取材・文◎松本壮平)
●SHOP INFO

店名:天丼てんや 浅草店
住:東京都台東区浅草1-9-2
TEL:03-5828-5918
営:10:30~22:00(21:30LO)
土日祝10:00~22:00(21:30LO)