●『食楽web』編集者の家に伝わる謎の「ピーマントースト」って何? それを知った友人がマイレシピに加えるほど後を引く美味しさの秘訣をレシピと共にご紹介します。
皆さんの家だけに伝わる「我が家の定番レシピ」、ありますか? 編集者K(筆者)の母はあまり料理が得意な方ではなく、手抜き料理が大の得意。
中でも群を抜いて美味しく、おやつやモーニング、夜食の定番料理になっていたのが、自称「ピーマントースト」です。こちらの写真はちょっとやりすぎですが(笑)、この美味しさの秘訣は“ある素材”を使うことで完成するんです。
「トーストなんてさ、ちょちょっとピーマンのせて焼けば旨いのよ」。そんなテキトーな母直伝「ピーマントースト」の作り方、皆さんにもこっそり(?)お教えしましょう。
「ピーマントースト」のレシピを公開! 旨さの秘訣はあの食材にあり……

「ピーマントースト」、早速作っていきましょう。
用意するのは食パン、チーズ(スライスでもピザ用チーズでもOK)、ピーマン(好きなだけ)、そして味のポイントになるのが……「おかか(鰹節)」!

「おかか」は醤油をお好みの分量垂らして、混ぜておきましょう。食パンにはバターやマーガリンを塗っておくとより美味しいです。

基本はバターかマーガリンを塗ったパンに醤油で和えたおかか、その上に好きなだけピーマンをのせます。
ピーマンの切り方は我が家の場合、可愛いという理由だけで輪切り。意外と切りづらいんですが、そこはよく切れる包丁でぜひ。美味しく味わうには見た目も大切です。

さらにチーズをトッピングしたら、お好みで追いピーマンをお好みでオン。

パンとチーズに焼き目がついたら完成!
一口食べると、ピーマンのシャキシャキ感、チーズのまったり感に、醤油和えおかかのしょっぱさがプラスされて、なんとも言えぬ和洋トーストの味わいに。これ、ご飯で作ってもおいしいかも。
余談。学生時代に友人たちが家にやってきた時、おやつがなかったので余った食材でこれを作ってあげたら「何これ! 新しい! 旨い!」とかぶりついていました。その後、友人宅の家でも定番トーストになったのは言うまでもありません。
(まとめ)地味な色彩がまたいいんです

「ピーマントースト」は醤油和えおかかを加えた和洋折衷なトースト。絵描きの母がキャンバスに絵を描くように、勝手にアレンジした地味な色彩のトーストですが、その味は後を引く美味しさ。余ったピーマンとおかかがあったらぜひ、試してみてください。
(撮影・文◎編集K)