●『ドン・キホーテ』の「ぬって焼いたらまるで焼き芋スプレッド」を買って食べてみた
説明不要の人気ショップ『ドン・キホーテ』では、自社開発の商品をリーズナブルな価格で提供するオリジナルブランド『情熱価格』を展開しています。近年はジャンルを問わず、SNSなどで商品がバズる→品切れを起こすケースが多く見られますが、直近でグルメ系SNS界隈を中心に大きな注目を集めているのが「ぬって焼いたらまるで焼き芋スプレッド」。

ブランドさつまいも「紅はるか」のパウダーをブレンドしたフレーバー入りマーガリンで、冬の定番商品「ドンキの焼き芋」を彷彿とさせるしっとりあま~い焼き芋の味わいをトーストで再現できるというもの。薄めに塗ればパリッと食感、たっぷりと厚めに塗ればしっとり食感と、塗る量による味わいの変化も楽しめるんだとか。ピックアップは、正直かなり遅めになってしまいましたが、焼き芋が美味しい今の時期はある意味、タイミング的にはドンピシャといえなくもない(笑)。
ということで、最寄りの『ドン・キホーテ』で現物を入手。多くの人を魅了している“焼き芋テイスト”は果たして如何ほどのものなのか、実食にて確かめてみることにしましたよ!
“もう焼き芋じゃん!” は本当?「ぬって焼いたらまるで焼き芋スプレッド」を試してみた

外箱から取り出し、いざ食パンに塗ろうとしたら……持ち帰るまでの間の外気ですっかり冷え固まっていて、うまく塗ることができず。そこで削るようにしてパンの上に乗せ、オーブンで軽く温めて柔らかくなったところをバターナイフで伸ばすようにしてスプレッドをスプレッドしました(笑)。

2枚の食パンを改めてオーブンに入れ、1枚は薄めに、もう1枚は分厚く塗って、約6分ほどで焼き上がり。オーブンの扉を開けたと同時に、ふわっと優しいサツマイモの甘い香りが漂います。

まずは薄めに塗った方からいただきます。パンがよく焼けている部分はスプレッドを塗った表面もしっかり乾いて、パリッとまではいかないまでもサクっとした軽い食感。油っ濃さやクドさは全くなく、サツマイモの風味と甘味がほんのりほのかに感じられます。マーガリンよりも口当たりが軽く、明らかに1枚が食べやすくなりますね。

続いては厚めに塗った方。スプレッドがとろっとしたソースのようになり、サツマイモの風味も甘味も薄塗りに比べてより強く感じられます。パンの表面が見えなくなるほど厚く塗ったのに、やはり油っ濃さとクドさは皆無。食パンが完全にスイーツ化してます。これは薄塗よりも断然、厚塗りの方が美味しくいただけると感心してる間に、食パン2枚をペロッと完食。美味しかった。ごちそうさま!
まとめ

実際に薄塗りと厚塗りの2枚の食パンを食べ比べてみた結果、サツマイモの甘さと風味はしっかり感じられた一方で、「まるで焼き芋」というほどに焼き芋を感じることはありませんでしたが、食パンの食べやすさ、またスプレッド自身の食べやすさに関しては、テイストが端っから違うとはいえマーガリンと比べると格段にこちらの方が上で、薄塗り、厚塗りともに美味しくいただくことができました。
今回、6枚切りの食パンと組み合わせてみましたが、パンはもっと厚めで、柔らかめの方が合うんじゃないかと思った次第。スプレッドも塗りすぎぐらいに塗るのがベターで、何なら塗って焼き上がったところにもう一度塗って、さらに焼くといいかもよさそうです。
ということで「ぬって焼いたらまるで焼き芋スプレッド」。試してみる価値は大いにアリ。『ドン・キホーテ』でその姿を見かけた際はぜひゲットして、いつものトーストとはひと味違う「サツマイモ感のあるトースト」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(撮影・文◎河西まさあき)
●DATA
ドン・キホーテ「ぬって焼いたらまるで焼き芋スプレッド」
https://www.donki.com/