●ミシュランのビブグルマンにも選ばれた人気のたこ焼き屋『はなだこ』。実際に食べに行ってきた。
数々の商業施設が立ち並び、大阪観光の拠点となる梅田エリア。阪急大阪梅田駅から徒歩1分というアクセス抜群の場所に、1950年開業のディープなグルメスポット「新梅田食道街」があります。約100店舗の飲食店がひしめき合う中、いつも多くの人で賑わっているのが、たこ焼き専門店『はなだこ』。
「ミシュランガイド京都・大阪2018」のビブグルマンにも選ばれた有名店で、梅田でたこ焼きといえば必ず名前が挙がります。店の前を通ると「もうちょっとで焼けるからちょっと待ってな~! 熱々出してあげるから!」「お客さんマヨネーズかけていい?」と店員さんたちの元気な声が聞こえてきて、雰囲気からも大阪らしさを感じられます。
休日は1時間待ち! 時間に余裕を持って訪れよう

休日の13時半ごろに訪れると、40人以上並んでいました。長蛇の列に圧倒されながら最後尾に並んだところ、店員さんから「イートインですか?お持ち帰りですか?」との質問が。イートインと伝えると「そのままお待ちください」とのことでした。お持ち帰りの場合は優先的に案内してもらえるようです。
寒さに震えながら待つこと約1時間、ようやく立ち食いスタイルのカウンター席へ案内されました。ガラス越しでたこ焼きが焼かれている様子を見ながら、出てくるのを待ちます。平日も変わらず大行列ができているので、待つのが苦手な人は要注意。出張の方はお持ち帰りしてホテルで楽しむのもおすすめですよ。
大ぶりの生だこを使用! 王道の「たこ焼き」

味付けはソースとポン酢、だし醤油、塩、塩ダレ、素焼きの6種類。ソースを注文すると、大ぶりの「たこ焼き」にソースとマヨネーズ、青のり、削り節をかけてくれます。プラスチック容器ではなく、昔ながらの舟皿に入っている所が風情があって良いですね。
中には、ネギと天かす、紅ショウガ、そして大きなたこがゴロッと入っていました。

大阪で生まれ育ち、数々のたこ焼き屋を巡ってきましたが、ここのたこの大きさはトップクラス。生地からたこがはみ出ているものも何個かありました。
たこ焼きといえばボイルしたたこを入れるのが一般的ですが、『はなだこ』では刺身でも食べられる新鮮な生だこが使われており、旨みとプリプリ感が段違いなんです。

ハフハフしながら一口で頬張ると、たこのエキスがブワッと溢れ出しました。生地は分厚い鉄板を使って高温で一気に焼き上げることで、外はふんわり、中はとろりとした食感に仕上がっています。出汁がしっかり効いていて、酸味のあるソースと相性抜群。大阪に来たら一度は食べて欲しい王道のたこ焼きです。
こぼれ落ちるほどてんこ盛り!「ネギマヨ」

ネギをたっぷりトッピングした「ネギマヨ」も人気です。こちらも6種類の味を選べるので、今度は塩にしてみました。たこ焼きが見えなくなるほど大量にネギが盛られていて、見た目のインパクトが強烈です。
ネギをこぼさないように慎重にいただきましょう。

シャキシャキ感と生地のふわとろ食感、たこのプリプリ、いろんな食感がやってきて口の中で楽しい。ネギの辛みはあまりなく、みずみずしさと独特の風味が加わっています。普通ネギをこんなに乗せたらたこ焼きの味が負けてしまいそうですが、たこ焼き自体の旨みが強いのでバランスがちょうど良いんです。
個人的に「ネギマヨ」は、塩やだし醤油、ポン酢などのあっさりした味付けを選ぶのがお気に入り。こっくりしたマヨネーズをネギがさっぱりさせてくれて、ペロッと食べられますよ。
調査結果
たこ焼きはお店によって味わいや食感が異なるので、いろいろと食べ比べてみるのがおすすめ。生だこならではの旨みとプリプリ感を味わいたいなら『はなだこ』が一番です。土日平日問わず大行列ですが、たこ焼き好きなら並んででも食べてみる価値はアリ!大阪を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
(撮影・文◎安達春香)
●SHOP INFO
店名:はなだこ
住:大阪府大阪市北区角田町9−26 大阪新梅田食道街1階
営:10:00~22:00
休:無休