●みんな大好き「いちご大福」。キッコーマンのレシピサイトに超簡単レシピを発見。
和菓子の専門店では、高額商品にあたる「いちご大福」。特にいちごが美味しい今の時期には、食べたくなる和菓子ですが、ふと「いちご大福って、自分で作れないのだろうか?」とネットを検索したところ、『キッコーマン』のレシピサイト「ホームクッキング」でかなり簡単にできるレシピを発見!
具材はいちご、つぶあん、切り餅、片栗粉。そして、この具材を除くと、水、本みりんを準備してレンチンするというごくごく限られたものだけで簡単に(またはレンジだけで)作ることができると言います。

さらにそのレシピを見ると、特別な調理技術も必要ないようで、料理下手な筆者でもなんとか作れそうです。何より正月に余った切り餅が仕事場に結構あるので消費できるのもありがたいです。
このいちご大福のレシピに衝撃を覚えた筆者は、『キッコーマン』にレクチャーを打診。同社でメニュー開発などを行う、白根麻由さんに実践で教えてもらうことにしました。
超簡単「いちご大福」レシピとは?

キッコーマン「ホームクッキング」で紹介されているレシピは以下です。
材料(2人分)
・いちご……2個(小さめのいちごがおすすめ)
・つぶあん……60g
・片栗粉……適宜
(A)
・切り餅……1個(50g)
・マンジョウ 米麹こだわり仕込み 本みりん(以下、本みりん)……大さじ1
・水……大さじ1/2
作り方
1.いちごはへたを取り、半量のつぶあんで包む。同じものをもう1つ作る。
2.切り餅は4つに割る。耐熱ボウルに(A)を入れ、ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分加熱する。一度取り出し、スプーンで軽く混ぜ、再び電子レンジで30秒加熱する。
3.餅をなめらかになるまでスプーンで混ぜ、片栗粉を適宜ふったバットに取り出し、半量に分ける。
冒頭でも触れた通り、具材はたった4種類。そして、水、本みりんを加えレンチンのみで作ることができる。さらにわずか3工程で完成するというから驚きです。というわけで、このレシピ通りに実際に作ってもらいながら教えを乞うことにしました。
本みりん+水を2度レンチンするだけでアラ不思議!

作り方の(1)にあたる「いちごのへたを取り、半量のつぶあんで包む」は想像できると思うので、ここでは割愛しますが、ちょっとイメージしにくいのが(2)からの工程。カチカチの切り餅ですが、本みりんと水を混ぜてレンチンするだけで、そんなにすぐ柔らかくなるものなのでしょうか? 実際にその工程を見せてもらいました。

なんと、あれだけカチカチだった切り餅が本みりん、水を加えてレンチンするだけで一気に柔らかくなりました。1度目と2度目のレンチンの間に、スプーンでお餅を伸ばす必要はありますが、たったこれだけ。誰でもすぐにできると思いました。
柔らかくなったお餅で、いちご+つぶあんを包んで完成!

お餅が柔らかくなったところで、次にお餅がなめらかになるまでスプーンで混ぜ、片栗粉を適宜ふったバットに乗せた後、半分に分けます。そして、これがいちご大福の生地となり、あとは包むだけだと言います。

本みりんがあればムラなくお餅に優しい甘み

いちご大福には、頭の部分にいちごが出ているものなどもありますが、ここでのレシピはお餅でつぶあんといちごを丸っと包み込んだもの。この大福を包丁でカットして出てくるいちごがなんともかわいらしく、テンションが上がりました。
また、入手しにくい具材はなく、工程も超簡単です。
「砂糖と水を混ぜて作る方法もあるのですが、どうしても砂糖だと溶かす必要があります。また、お好みではありますが、甘みも強くなります。そこで、砂糖の代わりに液体の本みりんを使えば液なじみが良く、まんべんなくお餅に練り込めます。そして、砂糖よりも甘みが優しいので、素材の美味しさを強く感じていただけるとも思います
『つぶあんといちごを包み込む』ものであれば、比較的小さめのいちご、不揃いのいちごでも作れますので、具材の入手のしやすさも利点ですね。どなたでも楽しく簡単に作ることができるいちご大福。本みりんを使ってぜひ作っていただければ嬉しいです」(白根さん)
●まとめ

これだけ簡単なら、筆者を含む料理下手な男子でも上手に作ることができるはず。ホワイトデーのお返しや、家族にいちご大福を作ってあげれば、カッコ良く思ってもらえるかも? ぜひこのレシピ実践してみてくださいね。
(取材・文◎松田義人(deco))
●DATA
キッコーマン・レシピサイト「ホームクッキング」
「レンジで!切り餅いちご大福」のレシピはこちら
https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00054841/
※当レシピにはアルコールが残存する可能性があります。お子様やアルコールに弱い方はご注意ください。