●レストランや居酒屋の数が多すぎて意外と困る、新宿で飲むときのお店選び。今回は、セルフでお酒が飲める魅惑のタイ料理店『バーン・キラオ パラダイス』をご紹介!
気の置けない友達とみんなでおしゃべりしながら楽しく飲みたい時にぴったりなタイ料理屋さんが新宿にあります。
店の場所は新宿三丁目駅から徒歩5分ほど。靖国通りから「仲通り」というバーの立ち並ぶ通りにちょこっと入ったあたり。いわゆる世界屈指のゲイの街・LGBTタウンとして知られる新宿二丁目エリアです。

この店は一般的な日本のタイ料理店に比べ、特に“飲み”に適しているのが特徴。筆者はよく“タイ料理飲み”に訪れます。目当ては120分1870円の「セルフ飲み放題」(料理一人一品以上オーダー必須)。店中央に設置されたドリンクバーで、好きなお酒が注ぎ放題、飲み放題なのです。
タイ料理店は料理一品の量が多く価格もお高めなことが多いですが、ここは小さめのポーションで550~850円くらいの価格が中心。
今回は6人で行ったので、シックで落ち着くインテリアの個室を確保。他の客席から離れているので静かでおしゃべりがしやすいのも◎。

オーダーしたのはひと通り料理が楽しめる料理付きのコース。自分で料理を選択するタイプと、メニューが決まっているタイプが選択でき、後者は好みによって以下の3種類に分かれます。
・xコース【タイ料理入門編】辛さ控えめ
・yコース【タイ料理中級編】辛さほどほど
・zコース【刺激的なタイ料理】辛口
辛いもの大好きな筆者たちは、「zコース」(辛口、飲み放題3時間付き3980円)をオーダーしました。ちなみにコース料理の他に好きな料理を2品選べます。
“ガソリンスタンド”で酒を確保してタイ料理を堪能

早速セルフドリンクコーナーでお酒を作ります。通称はなんと「ガソリンスタンド」! どんどん飲んでくださいと言わんばかりの業務用の大きなボトルが並んでいます。ビールと酎ハイはサーバーから注ぎます。タイの地酒「メコンウイスキー」もラインナップされています。ちなみに、店名の「バーン・キラオ」はタイ語で「酔っ払いの家」だそうですよ!

サワー類は酎ハイそのままでもいいし、自分で色々混ぜてみるのも楽しいです。トロピカル系のジュースもたくさん種類があるので、お酒をあまり飲まない人も楽しめます。

お酒を持って個室に戻ると、すでに料理がスタンバイ。最初に好みを聞いてくれるので、辛さや香辛料のレベルを何となく伝えておくとよいでしょう。
我々は「辛いの大丈夫、むしろ大好き!」「パクチー大好き!」と伝えていたので、かなり本格的な味付けになってきました。やはりタイ料理×ビールの組み合わせは最高です! ちなみにタイ米のライスもついてきておかわり自由です。

選べる料理の一品目は「サイクロー&サイウア」。粗挽きの豚肉のスパイシーな自家製ソーセージです。パリッと香ばしく中はジューシー、レモングラスのようなハーブの香りと肉の旨味が相まってとても美味。そしてこれまたお酒がすすみます。

食事の最後は、ライスをおかわりして、タイのシーフードカレー「タレーパッポンカリー」で〆。最後の最後にデザートのタピオカをいただいて、お腹いっぱいです。
まとめ

3時間たっぷり飲んで食べておしゃべりして、お腹も心も満たされて、かつ懐も寒くならない。まさに至極の“タイ料理飲み”でした。
●SHOP INFO

店名:バーン・キラオ パラダイス
住:東京都新宿区新宿2-15-15新宿ヤマトビルB1
TEL:03-3352-1070
営:平日11:30~14:30(14:00LO)、17:00~23:00(22:20LO)
土日祝12:00~23:00(22:20LO)
※ランチタイムは17:00まで
休:無休
http://baankirao.com/
●著者プロフィール
工藤真衣子
Photographer:人物を中心に様々な媒体で撮影。グラビア、インタビュー、プロフィール、ドラマ映画スチールなど。ライター:食レポ、レシピ記事は現地系異国メシ、珍しい食材、味のある店など個人的に好きな店や料理を紹介。新宿御苑前で写真館「スタジオ アトリーチェ」経営。