●小田急線・新宿駅の西口地下改札の目の前で、絶品のからあげが味わえるとのウワサ。日本唐揚協会認定カラアゲニストが真相を探りに行ってきた
電車を降りて改札を出た瞬間、あるいは逆に電車に乗る直前。
小田急線・新宿駅の西口地下改札の目の前にある『わおん。』はそんな気分のときにうってつけのお店。朝と昼は1000円以内で定食を味わえ、夜は立ち飲みの居酒屋さんになります。このお店、お酒や定食が美味しいのはもちろん、実はからあげがかなり美味しいとの情報もキャッチした筆者、さっそく新宿に向かいました。
なんでも新潟の銘酒「八海山」の醸造元である『八海醸造』の酒麹に漬け込んでつくるこだわりのからあげだそう。最近はこうした酒麹や塩麹などを使用した“発酵からあげ”が増えてきていますが、こちらのものは一体どんな味なのか、さっそくレポートしていきましょう。
酒麹ならではのふっくら感とコクに感激!

この『わおん。』、店長さんが利酒師の資格を持っているとのこと。運営している小田急レストランシステムにも、社内に数人の唎酒師がいるほか、さらにそれよりも上位の「酒匠」の資格を持つ人もいるそう。日本酒に詳しい人たちが生み出したからあげなのです。これは楽しみ!
まずは券売機で食券を購入。

数分待つと、食券にプリントされたナンバーで呼ばれ、カウンターまで受け取りに行きます。ごはん、味噌汁、漬物とメインのからあげ。やや大ぶりなものが4個盛り付けられています。

さっそく実食。ひと噛み目で衣と肉の絶妙な一体感が歯に伝わってきます。衣というより、肉の表面が香ばしく仕上がっているという印象。「パリッ!」でも「カリッ!」でもない、「サ~ックリ」としたやさしい歯ざわりです。酒麹にしっかり漬け込んでいるだけあって、全体的にふっくらとした食感。歯が衣を巻き込みながら肉に沈み込んでいきます。

そして肉にはかすかな甘みも。
まとめ

夜の立ち飲みタイムでは「牛すじ煮込み」「ポテトフライ」なども提供されているそうです。次回は夜に訪問して、日本酒と一緒にこのからあげを楽しみたいと思います。
●SHOP INFO

店名:わおん。
住:東京都新宿区西新宿1-1-3小田急線新宿駅地下コンコース
TEL:03-3342-6864
営:月~金:6:30~16:00(15:30LO)、16:00~22:00(21:30 LO)
土:6:30~21:00(20:30 LO)
日・祝:7:00~21:00(20:30 LO)
休:無休
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。