料理にかける時間を短縮するための家電やアイデアグッズが急増している昨今。とはいえ、多くは“普段から料理をよく作る人”に向けたもの。

料理をあまりしない人からすると「関係ないや」と思うことも多いかもしれません。

 そこで、今回紹介したいのが、「リード プチ圧力調理バッグ」。もともとは共働きの家庭の子どもがいる女性をターゲットにしたアイテムで、料理にかける時間を少しでも短縮するために開発されたといいます。しかし、そんなウンチクは置いておいて、平日の夕食は半分以上が外食&ひとり暮らしの筆者が使ってみて、とにかく惚れ込んだのです! 一体何がそんなに便利なのか、さっそくご紹介していきましょう。

材料を袋に入れてレンジでチンするだけ

 プチ圧力調理バッグは、一見するとただの密閉式保存袋のようです。使い方はシンプルで、この袋に食材と調味料を入れて、電子レンジで温めるだけ。これだけ聞くと、そんなので本当に料理ができるの? と思うかもしれませんが、実は袋の構造に秘密があるんです。

味が染み込む! 究極の時短調理が実現する「リード プチ圧力調理バッグ」が超便利

 まずは袋に食材を入れます。そう、袋にいろいろ文字が書かれていますが、「この面を上にして加熱」という表記、最近コンビニの惣菜などで見かけませんか?

味が染み込む! 究極の時短調理が実現する「リード プチ圧力調理バッグ」が超便利

 この袋は電子レンジで加熱すると、食材から出る蒸気でパックが膨らみ、約1.1気圧、102度の“プチ圧力”がかかるんです。それにより食材が短時間で柔らかくなり、味が染み込みやすくなるのです。もちろん、一定量の蒸気が出るとバッグ上面の蒸気口が開き、バッグ内で蒸気が対流して加熱ムラを防いでくれます。

 食材を入れたバッグに調味料を入れて口を閉じたら、耐熱皿の上に載せて電子レンジで加熱開始。ちなみに加熱時間は公式サイトのレシピを参照するといいです。

味が染み込む! 究極の時短調理が実現する「リード プチ圧力調理バッグ」が超便利

 試食してみたところ、魚の切り身にしっかり火が通っているのはもちろん、きちんと味が染み込んでいます。まさかここまでとは思わなかったので、実際に食べてみて正直驚かされました。

味が染み込む! 究極の時短調理が実現する「リード プチ圧力調理バッグ」が超便利

 新製品発表会では、実際に鍋で作ったものとプチ圧力調理バッグで作ったものが用意されており、やはり味の染み込み具合に関してはプチ圧力調理バッグに軍配が上がりました。ただし、鍋で調理したときのほうが“照り”は出るので、見栄えを重視する人にはあまり向かないかもしれません。

魚料理以外も短時間でおいしく完成

 実際にプチ圧力調理バッグを自宅に持ち帰って、公式サイトのレシピを見ながら夕食のおかず作りに使ってみたのですが、どのおかずも材料を切るところから料理をお皿に盛り付けるまでに1品15分もかからずに完成するくらいに簡単でした。

味が染み込む! 究極の時短調理が実現する「リード プチ圧力調理バッグ」が超便利
味が染み込む! 究極の時短調理が実現する「リード プチ圧力調理バッグ」が超便利
味が染み込む! 究極の時短調理が実現する「リード プチ圧力調理バッグ」が超便利

 しかも、料理のあとの洗い物は包丁、まな板、計量スプーンだけ。「1.材料を切る」「2.調理バッグに調味料を加える」「3.電子レンジで加熱」の3ステップだけなので、とにかくラクちんなんです。少し時間があるときは多めに仕込んで、圧力調理バッグに入れたまま冷蔵・冷凍保存することもできます。

 プチ圧力調理バッグは、とにかく時間をかけずにできたての料理を食べたいときにはかなりありがたい存在なのですが、5枚入りで298円前後のお値段です。1枚あたり60円と考えると少し割高なようにも思えますが、お惣菜を買うことを考えれば意外とお値打ちです。

 また、1枚で作れるのは1~2人分で、加熱は1袋ずつとなっているので、家族が多い家庭の場合は、あくまでもサブ使いとして考えると良さそうです。

 小さな子どもがいて夕食作りにとにかく時間がかけられない人や、外食が続きがちなひとり暮らしの人は、ぜひ「リード プチ圧力調理バッグ」をストックして、究極の時短調理を実践しましょう!

●著者プロフィール

取材・文/今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。

デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。

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