●新宿の小滝橋通りで味わう絶品親子丼とは?
新宿の「小滝橋(おたきばし)通り」といえば、新宿大ガード西交差点から高田馬場の小滝橋交差点まで続く約2kmの道路。多くの飲食店が立ち並ぶこの通りは、実は行列店や名店と言われる店が多数点在する“グルメ・ロード”でもあります。
例えば、常に長蛇の列ができている『ラーメン龍の家』やカレーの名店『フィッシュ新宿店』、ご存知『ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店』などなど、枚挙にいとまがありません。今回ご紹介するお店『鶏Dining& Bar Goto』も、この小滝橋通りのビルの地下にある行列店です。

店名に“ダイニングバー”とあるので、夜営業だけなのかと思いきや、11時半から2時間限定でランチ営業もしており、これが大盛況。地下にあるので外からはわかりませんが、階下に続く階段には、お目当ての「親子丼」を食べるために多くのお客さんが並んでいるのです。
今回は、その親子丼を食べてきたので、その魅力をご紹介していきましょう。
ウットリするようなとろとろ玉子の親子丼

『鶏Dining& Bar Goto』は、鶏専門店。それだけに鶏肉へのこだわりは並々ならぬものがあります。夜のメインメニューは、毎朝、千葉から直送される平飼いの「水郷赤鶏」を紀州備長炭で丁寧に焼き上げる焼き鳥や鶏料理。そしてランチでは、その水郷赤鶏を使った親子丼や焼き鳥丼、照り焼き丼、から揚げ定食などをリーズナブルにいただけるのです。

ランチタイムの看板メニューは、何と言っても親子丼。親子丼と言っても、3種類あります。「究極の親子丼」(1100円)、「炭焼き鶏の親子丼」(1000円)、数量限定の「釜焼き 究極親子丼」(1400円)。
今回は、その中でも一番人気だという「究極の親子丼」(1100円)を食べてみることに。こちら、水郷赤鶏を白炭(備長炭)で炙り、アゴ、鯖、鰹、煮干し、どんこ、昆布など数種類から丁寧にとった出汁と秘伝のタレをあわせ、こだわり卵を熟練の技でとろとろに仕上げたという一品です。

なお、店前に山積みされていたのは「マキシマムこいたまご」の箱。この卵、最近メディアで話題の高級卵です。パプリカ等を配合した独自配合飼料を与えて鶏の健康を保ち、黄身の濃さを極限まで高めた卵なんだそう。これは期待できそう!

待つことしばし。満を持して登場した「究極の親子丼」がこちらです。
中央でオレンジ色に輝く卵の黄身。その下にはとろっとろの卵とじ。食べてみると、卵の味が濃く、優しいお出汁がじわ~っと口中に広がります。その卵とじの中には、ぷりっぷりの水郷赤鶏がたっぷり。

ふわっと炭火の香りをまとった水郷赤鶏は、非常に上品な味わい。

この親子丼、備長炭で焼き上げた高級焼き鳥のように楽しめる部分もあれば、高級な卵かけごはんのような良さもあるなど、食べる部分によって味わいが大きく変わるのが楽しい。まさに名前のとおり「究極の親子丼」でした。
正直、これで1100円はお値打ちだと思います。新宿に行ったら、ランチにこの「究極の親子丼」を食べてみてください。美味しいですよ!
(撮影・文◎土原亜子)
●SHOP INFO

店名:鶏Dining& Bar Goto
住:東京都新宿区西新宿7-4-5 冨士野ビル B1F
TEL:03-5330-8014
営:ランチ11:30~14:30(14:00LO)、ディナー18:00~22:30(21:45LO)
休:日祝