●今が旬のさつまいも。おいしいさつまいもの見分け方とおいしい焼き芋の作り方
8月から冬にかけて収穫したさつまいもは、熟成させたことで今の時期、より甘みも旨味も増しています。
種類も豊富で、ほくほく、ねっとり、しっとりなど、品種によって様々な食感や甘さを楽しめるのも特徴ですが、どんなさつまいもでも、おいしく、甘みのあるものを選びたいですよね。
そこで今回はおいしいさつまいもの見分け方と、誰でもおいしく焼ける焼き芋の作り方を紹介します。
1.おいしいさつまいもの見分け方「ぽってりとしたレモン型を選ぶ」

一番わかりやすいのは、レモンのようにぷくっと膨らみのあるさつまいもを選ぶこと。繊維が柔らかで、なめらかな食感を期待できます。
2.おいしいさつまいもの見分け方「皮の色が濃く鮮やかなものを選ぶ」
濃い赤紫色をしているさつまいは、表皮までしっかりと生長した証。色がくすんでいたり、薄かったりするものよりも甘さを期待できます。
3.おいしいさつまいもの見分け方「切り口や表面についているのは蜜!」

さつまいもの表面や切り口に黒っぽい塊がついている場合がありますが、それは汚れではなく蜜が乾いた跡。甘みをしっかり蓄えている証拠です。
ねっとり甘~い焼き芋の作り方

塩水に浸ける時間は、小さめのさつまいもなら30分程度。大きいさつまいもなら1時間を目安に浸水。軽く水気を切ったらアルミホイルに巻いて焼きます。

今回は魚焼きグリルで弱火30分焼き、その後10分ほど余熱で放置。ガスとIH、オーブントースターなど使用する機材によって少々焼き上がりに差がでるので、中心を竹串で刺して、スッと入ればOKです。

比較のために浸水なしのさつまいもを焼いてみましたが、浸水なしはホクホクしていて芋らしい食感でした。

おいしいさつまいもの見分け方のポイントを意識して買ってきたので、十分に甘く、適度にしっとりしていました。

一方、浸水したさつまいもは蜜感が増して、ねっとりと舌に絡む甘さです。甘みがぐっと前面に出て、まるでお店で買うような仕上がりです。

「さつまいもの砂糖炒め」レシピ

材料
さつまいも……小さめ1本
砂糖……大さじ1
揚げ焼き用のサラダ油
作り方
1.さつまいもを千切りにして、多めの油で揚げ焼きにします。
2.表面をカリカリにしたところで、砂糖を大さじ1加えて炒める。

さつまいもを千切りにしたことで、ところどころ塊ができて、ガリっとスナック感覚でつまめます。昨今は油の価格も上がっているので、少ない量で芋けんぴ風のおやつを作りたい時におすすめです。
(撮影・文◎亀井亜衣子)