●冬から春にかけて、真っ赤ないちごの実りが全盛期を迎えます。甘いいちごを見分ける方法と、お得ないちごを手に入れたときに作りたいお手軽レシピを紹介します。
いちごの旬が最盛期を迎える2月。全国各地のブランドいちごがスーパーに並び、春の訪れを感じさせるような華やかさに心躍りますね。
農家さんが丹精込めて作ったいちごは、言わずもがなおいしさに変わりありませんが、より甘く、ジューシーさを求めたい時に見分けるポイントが3つあります。
1.ヘタの下まで真っ赤に熟している
2.表面の「ツブツブ」が赤くなっている
3.ヘタがピンと上向きになっている
主にこの3つのポイントを抑えて、選んでみてくださいね。より詳しく知りたい方は、「いちごの旬が到来! 意外と知らない甘くておいしいいちごを選ぶ4つのポイント」もチェックしてみてください。

ということで選んできた真っ赤ないちご。とちおとめ、あまおう、など品種によって甘さの感じ方、香り、果汁感も異なり、食べ比べも楽しめるのがいちごの醍醐味。およそ300種類もの品種があると言われていて、日本人のいちご好きが数字にも表れています。
旬の時期から、少し過ぎた頃にはジャムなど加工用にできそうなお買い得のいちごも売り出されますね。そこで、作ってみたいのが手作りの練乳と、いちごのバルサミコ酢マリネです。マリネは、スイーツにも、サラダにも、肉料理にも合わせられる万能さなので、覚えておくとレパートリーに幅がでますよ。
いちごをおいしく味わおう! 牛乳と砂糖で作る手作り練乳
◎材料
・牛乳(低脂肪乳や豆乳も可)……200ml
・砂糖……50g
◎作り方
・フライパンに材料をすべて入れて、焦げないように煮詰める

難しいことはありません。ただひたすら鍋の中の牛乳と砂糖を煮詰め続けるだけ。
ちょっと火加減が強いとキャラメル色になりますが、それはそれで美味。今回は低脂肪乳、オリゴ糖で作っても上手に作れますよ。
レストラン級の一皿にもアレンジできる!「いちごのバルサミコ酢マリネ」

◎材料
・いちご……すきなだけ
・バルサミコ酢……和える程度
◎作り方
1.いちごを好みの大きさに切る
2.バルサミコ酢をいちご全体に絡む程度にかけ30分おく
いちごとバルサミコ酢の相性って、すごく良いんです。神楽坂の小さなレストランでデザートに出されたアイスクリームに添えられていたのが、出会い。

お得ないちごを手に入れたときは、バルサミコ酢につけて、アイスクリームに乗せたり、肉料理に添えたりして、楽しんでいます。

料理に使う時は、大さじ1のバルサミコ酢を加えて、フライパンで熱します。果肉感を残したいので表面が少しトロっとするくらいでOK。お好みで塩を一つまみ振っても良いです。

いちごの甘酸っぱさとバルサミコ酢の甘酸っぱさって、すごく相性が良いのです。クリーム系のスイーツにも相性が良いですし、ジューシーな料理なら後味をさっぱりさせるので、本当に万能ですよ。
旬のいちごを思いっきり楽しみましょう!
(撮影・文◎亀井亜衣子)