●2025年の春に花見に訪れたい都内の桜スポットをご紹介します。
気が付けば2025年の3月も早や中旬、いよいよ桜の開花が目前に迫ってきました。
そこで今回は、地元近隣に住んでいる方や桜情報に精通している方以外には意外と見落としてしまいがちな、都内の桜スポット5ヵ所を紹介します。
いずれも今年のシーズン中はもちろん、来年以降も観に行きたくなること間違いなし。チェックしておいて損はありませんよ!
江戸時代から桜の名所「隅田川沿いの桜」

墨田川の沿岸は、徳川八代将軍・吉宗公が両岸に桜を植えた頃から今に伝わる桜の名所。
現在は墨田区向島の隅田公園の桜と、隅田川の我妻橋から桜橋までの約1kmに渡って連なる約300本の桜が、3月中旬~4月上旬に見頃を迎えます。ソメイヨシノやヤエベニシダレ、オオシマザクラ、ヤマザクラなど、複数の桜が織り成す姿はまさに絶景です。
3月15日~4月13日の間は、遠くに見える東京スカイツリーとともに夜桜ライトアップ(18時30分~21時)が行われるほか、隅田公園では定番のお祭り「墨提さくらまつり」が開催されるなど、昼夜を問わず桜を楽しむことができます。
門前仲町エリアが桜に染まる「大横川沿いの桜」

江東区門前仲町の深川エリアを流れる大横川の両岸沿い約1.3kmにわたって続く桜並木は、地元深川の人々に長く愛され続けている人気スポット。川沿いの遊歩道や巴橋、石島橋、黒船橋、越中島橋、錬兵衛橋などを歩きながら川面にまでかかる桜の木々を眺めることができます。
また、3月22日~4月6日までの期間中は「深川さくらまつり」が並行して開催され、手漕ぎの和船やクルーズ船で川から両岸の桜を見上げて楽しめます。
さらに夜間ライトアップ(17時~22時)や、高橋周辺、牡丹町公園、東京海洋大学、富岡八幡宮などのお花見エリアもあり、江戸情緒に溢れる桜を存分に楽しめるでしょう。
文京区の日本庭園『六義園』で幻想的な「夜のしだれ桜」を堪能

四季折々の花を楽しめる文京区の日本庭園『六義園(りくぎえん)』では、日中の観覧に加えて“春の風物詩”として多くの人に愛されている桜花期ライトアップイベント「春夜の六義園 夜間特別鑑賞」(3月14日~30日)が開催されます。
普段は閉園後で入場ができない18時30分~21時(最終入園は20時まで)の夜間に改めて開園し、しだれ桜を中心に『六義園』の主景観である中の島や吟花亭跡、水香江などの各スポットをライトアップ。
さらに土蔵壁面へのプロジェクション投影やフォトスポットなど、幻想的に浮かび上がる桜と風情ある春の夜の景観はいうまでもなく必見です。
なお、園への入場の際は別途入場料(オンライン前売り券900円/窓口当日券1100円)がかかります。
約900本もの桜が咲き乱れる「石神井川の桜並木」

板橋区を流れる石神井川の沿岸は、この時期、ソメイヨシノを中心にヤマザクラやオオシマザクラなど約900本の桜が咲き乱れます。
こちらも川の沿道が整備されており、水面を通り抜ける心地よい春風とともに満開の桜をのんびり楽しめます。さらに中板橋駅及び旧中山道にかかる板橋付近では3月下旬~4月上旬にかけて桜のライトアップが行われるなど、日中から夜まで桜が織り成す幻想的な世界に浸れます。
約1000本の桜を楽しめる「舎人公園の千本桜」

足立区民の憩いの場『都立舎人公園』の桜も、3月中旬から下旬に見頃を迎えます。
約65万平方メートル(東京ドーム約14個分)の広大な園内にはソメイヨシノを始めとする約24品種の桜が植えられており、その数は約1000本にも及びます。
また、毎年恒例の「舎人公園 千本桜まつり」も開催予定。3月29日と30日の2日間は、物産店や模擬店などのブース・屋台に加えて大型遊具施設・ふわふわスライダーが設置されるなど、大人から子どもまで春の一日を楽しめます。