●“餃子の旨いラーメン屋”を口コミから探す企画、第2弾は江戸川橋の大人気店『中華料理 新雅(しんが)』です。
ラーメン屋に行ったらサイドメニューの餃子を必ず頼む、という人は多いでしょう。
というわけで、東京に存在する“餃子の旨いラーメン屋”を、ネットではなくリアルな口コミから探すこの企画、前回は学生の街・江古田の『らーめん太陽』の餃子をご紹介しましたが、今回は地下鉄有楽町線・江戸川橋駅のそばにある超人気の町中華『中華料理 新雅』です。

新雅は1972年創業の老舗町中華。ラーメンやワンタン麺などの麺類はもちろん、肉野菜炒めやニラレバや焼きそばまで、多彩なメニューがどれも大人気です。
このお店の情報をくれたのは、大学職員の金井健太郎さん(仮名・40歳)です。
行列しても食べる価値アリの餃子とチャーハン

――金井さんが『中華料理 新雅』を推す理由を教えてください。
「僕は餃子も好きですが、どちらかというとチャーハンに目がないんです。大学で大阪から上京して、東京のチャーハンが美味しいお店を食べ歩きまくりました。中でも『新雅』さんは、都内でもベスト10に入るほどチャーハンが評判のお店。初めて食べに行って感激して以来、どハマりしています」
――チャーハン目当てで行って、餃子も頼んだということですか?
「初めて新雅を訪れた時、1時間半くらい待ったんですね。疲れるじゃないですか(笑)。だからチャーハンの前にビールと餃子を頼んだんです。これがめちゃくちゃおいしくて。
――では、『新雅』の餃子はどんな味ですか?
「ひと言で言うと“肉々しい餃子”ですね。キャベツ、ニラ、ネギなど野菜も入っていますが、一般的な餃子より肉の割合が多いんじゃないかな。かじると肉汁がジュワッと出てきて、肉の旨みがすごくて非常に香ばしい。この香ばしさが、ここのチャーハンとめちゃくちゃ合うんですよ」

――名物のチャーハンはどんな感じですか?
「新雅のチャーハンの具材は、卵、チャーシュー、ナルト、ネギ。特徴としては、サイコロ大のチャーシューがゴロゴロ入った、ガッツリ系のチャーハンです。そしてごはんパラパラ、フワフワです」

――餃子と一緒に食べるとさらに美味しそうですね。
「パラパラのお米が香ばしくて、餃子と方向性が似ているせいか、すごく相性が良いですね。シンクロしているというかね。ちなみにチャーハンは1000円。+150円で大盛りにもできるし、最近は半チャーハン(500円)もあります。
まとめ

後日、筆者も実際に『新雅』に土曜日の昼すぎに行ってみると、想像を超える大長蛇の列。なんと入店までに1時間半かかりました。
そして噂の“チャーギョー(チャーハンと餃子)”を注文してみると、金井さんが言っていた意味がよくわかりました。どちらも絶品なのは当然として、旨みの方向性、味のバランスが似ているせいか、とてもよく合う! 筆者もここは都内でも屈指のチャーギョーだと思います。

というわけで、まだ『新雅』のチャーハン&餃子を食べたことがない人はぜひ体験してみてください。なお、行列を避けたい人は、開店前に行くのがオススメです。
(撮影・文◎土原亜子)
●SHOP INFO

中華料理 新雅
住:東京都文京区水道2-11-2
TEL:03-3946-2077
営:11:00~14:00(13:30LO)、17:00~21:00(20:30LO)
休:水・日・祝