「クリスピー・クリーム・ドーナツ」といえば、甘いシュガーでコーティングされたオリジナル・グレーズドのドーナツをテイクアウトするイメージが強いと思います。しかし、実は、旗艦店である有楽町イトシア店と渋谷シネタワー店でのみ提供される限定メニューがあるのをご存知でしょうか?
この2店舗では、ドーナツの新たな楽しみ方となるイートイン限定メニューが食べられるようになっているんです。
モーニング限定の甘塩っぱいイートインメニューが新登場
新たに登場するメニューのひとつが、モーニング限定のデリドーナツ、フルーツヨーグルト、ドリンクのセット2種です。モーニングセットが食べられるのは8~11時のみとなっています。
「モーニングAセット」は、カリカリに焼き上げたベーコンをオリジナル・グレーズドのドーナツに載せ、メープルシロップをかけて食べる“甘塩っぱい系”のメニューです。アメリカではこの「甘さ×しょっぱさ」の組み合わせは定番なのだとか。アメリカ発の飲食チェーンならではの発想ですね。

「モーニングBセット」は、イースト生地のドーナツでチェダーチーズ、目玉焼き、グリルドベーコンを挟んだハンバーガー風。スパイシーなサルサソースとマスタードの酸味が際立つ一品です。

ドーナツを使ったキッシュはランチタイム向き
また、ドーナツをアレンジしたメニューとして「ドーナツ キッシュ(ベジタブル&ベーコン)」と「ドーナツ プディング(トリプルベリー)」も見逃せません。ドーナツをキッシュやプディングにするというのはなかなか斬新。いずれも11~22時に提供されます。
ドーナツ キッシュは、イースト生地のリングドーナツに濃厚な卵液を流し込んで焼き上げています。2種類のチーズ、パプリカ、グリーンアスパラガス、ベーコンが使われており、まさにキッシュ。ドーナツ自体の甘さはほぼなく、これなら甘いものが苦手な人でも抵抗なく食べられるはず。

一方のドーナツ プディングはオリジナル・グレーズドに卵液を流し込んで焼かれており、ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリーの甘酸っぱさが特徴的です。ほんのりとシナモンが香り、デザートが食べたくなるティータイムに良さそうです。

ドーナツのお供にはハンドドリップコーヒーを
フードメニューだけでなく、新たにハンドドリップコーヒーも提供されます。「ハンドドリップコーヒー シングル オリジン」は、エチオピア屈指のコーヒー産地・シダモ地方の中でもスペシャルティコーヒーとして有名なシャキッソ村の「タデ GG 農園」のコーヒー豆を使用。ストロベリーのような甘く豊かな香りと、ほどよい酸味が特徴です。

また、最近の“デカフェ需要”に応えるべく、モカブレンドの「ハンドドリップコーヒー カフェインレス」も新登場。甘みとコクのある味わいのコーヒーで、「超臨界二酸化炭素抽出法」によりカフェインを 97%以上カットしています。
ほかにも、ドーナツとアイスを使ったデザートや、渋谷シネタワー店限定のひと口サイズのドーナツなど、これまでのクリスピー・クリーム・ドーナツとはひと味違ったメニューが満載です。有楽町イトシア店はすでにリニューアルを終えていますが、渋谷シネタワー店は3月29日から新メニューが提供されます。

これまではテイクアウトでしか同店を訪れたことがなかった人も、新登場のメニューを目当てに旗艦店を訪れてみませんか?
(取材・文◎今西絢美)
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