2025年5月30日、台湾ティーカフェの人気ブランド『ゴンチャ』のコンセプトストア第3号店が秋葉原に誕生しました。場所はJR秋葉原駅、電気街改札北口から徒歩約5分と好立地。

空前のタピオカブームも落ち着いているところではありますが、コンセプトストア1号店のある原宿神宮前は連日盛況で、若い女性を中心にお茶を楽しむ文化が定着している証拠でもあります。
コンセプトストアでは、ティーメニューの他にもフードメニューやグッズ展開し、よりライフスタイルに寄り添ったお店作りになっています。

1階のカウンターは、赤いグラデーションが印象的なデザイン。有人レジのほか、英語・中国語・韓国語・タイ語・日本語の5ヵ国語に対応したセルフレジも完備され、海外からの観光客も安心してオーダーできます。

注目はここでしか飲めない、限定のスペシャルドリンク。「マンゴー阿里山ウーロンミルクティー」、「ストロベリーアールグレイミルクティー」、「ピーチジャスミングリーンミルクティー」という3種類が揃い、どれも香り高いティーとみずみずしいフルーツのバランスが絶妙です。

さらに、ティータイムにぴったりのフードメニューも充実。サンドイッチやケーキなど、軽食も用意されており、ドリンクと合わせて楽しむことができます。

2階に上がると、茶葉が舞うような赤い模様が散りばめられたポップなイートインスペースが広がっています。全51席の中には、コンセント付きカウンター席、自由にパーツを組み替えられるユニークな席、1.5人分の距離感でおしゃべりを楽しめる“絶妙サイズ”のシートなど、用途に合わせて使える工夫もちりばめられています。
若者に広がる“ティーカルチャー”。ゴンチャ調査で見えた意外な傾向とは?

ゴンチャが10~40代の男女600名に行った調査によると、「一生どちらかしか飲めないとしたら?」という質問に対し、10~20代の81.7%が「お茶」を選択。30代では76%、40代でも66.3%と、年齢が上がるほどコーヒー派が増える一方、若年層ほどお茶に対する支持が高い傾向が明らかになりました。
また、10~20代では「お茶しようと言われたときに思い浮かべるもの」としても、約4割が「紅茶・日本茶・台湾茶などのお茶系ドリンク」と回答。単なる嗜好だけでなく、「誰かと一緒に楽しむ体験」としてお茶が選ばれている様子がうかがえます。

こうした調査結果からも、お茶=和室や急須といった昔ながらのイメージを刷新し、現代のライフスタイルに合ったティーカルチャーが、若い世代を中心に根づき始めているのかもしれません。秋葉原の『ゴンチャ』は、またひとつお茶の楽しみ方を広げてくれそうです。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●SHOP INFO
ゴンチャ 秋葉原中央通り店
住:東京都千代田区外神田3-13-12 秋葉原IMYビル
営:10:00~21:00
https://www.gongcha.co.jp/