●いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」ってどんな味? 実食レポート!

 125年ものうなぎ養殖の歴史を持つ静岡県の浜名湖といえば、全国に知られるうなぎの名産地。この長い歴史と技術に裏付けされたうなぎの新ブランドが誕生しました。

その名も「でしこ」。

「で=伝統」「し=進化」「こ=幸福」という頭文字による名称で、地域のうなぎ養殖の矜持が込められているそうです。

いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」は普通の鰻と何が違う? 実食してわかったその繊細な味わい

 この「でしこ」にいち早く注目し、メニューにラインナップしているのが東京・永田町にあるうなぎ専門店『鰻 北白川』。

 聞けば2025年春に開店1周年を迎え、その記念的な試みとして、特別な「でしこ」を扱うようになったそう。浜名湖の自然と伝統から生まれた新ブランド鰻「でしこ」の提供は、北白川が東京で初めてとなります(浜名湖養魚漁業協同組合正式な取引を開始し、「でしこ」の安定供給を始めた鰻店として東京初)。

永田町駅下車・徒歩0分の好立地にあるうなぎ専門店

いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」は普通の鰻と何が違う? 実食してわかったその繊細な味わい
『鰻 北白川』の店内

 さて、『鰻 北白川』があるのは、東京メトロ・永田町駅・3番出口から地上に出てすぐの場所。近隣には自民党本部などがあり、店内も実に落ち着いた雰囲気。この贅沢な空間でうなぎの新ブランド「でしこ」をいただけることに早くも高揚する筆者でした。

いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」は普通の鰻と何が違う? 実食してわかったその繊細な味わい
『鰻 北白川』の「でしこ」関連のメニュー

『鰻 北白川』には様々なうなぎのメニューがありますが、数量限定の「でしこ」は鰻重、せいろ蒸し、蒲焼御膳、白焼御膳、二色御膳などをラインナップ。価格は4950円からですが、都内ではそう味わうことができない「でしこ」なので、それも納得です。

「地焼き」で旨味を凝縮させる

いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」は普通の鰻と何が違う? 実食してわかったその繊細な味わい
「でしこ」を使った鰻重(梅・8580円)の器

 ここで筆者は鰻重(梅・8580円)をオーダー。「でしこ」が一尾丸々のったものです。

 程なくして鰻重が配膳されました。美しく輝く器にも感動を覚えますが、この器を開けてさらに感動。

綺麗に焼き上げられた「でしこ」がドーンとご飯の上に鎮座しています。

いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」は普通の鰻と何が違う? 実食してわかったその繊細な味わい
器を開けると丸々一尾、丁寧焼きあげられた「でしこ」がドーン!

 聞けば、『鰻 北白川』では蒸さずに直接火入れすることで旨味を凝縮させる「地焼き」にこだわっているとのこと。これにより、肉厚なうなぎの身をふっくらと焼き上げられるのだそうです。

 焼き上げるだけのシンプルな調理法でありながら、水をかけながら焼き加減を調整し、焦げる寸前まで鰻に火を通す職人技で、素材の良さが際立ちます。

控えめに言っても過去ナンバーワンの味わい

いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」は普通の鰻と何が違う? 実食してわかったその繊細な味わい
『鰻 北白川』がこだわる「地焼き」によって、繊細に焼き上げられています[食楽web]

 さっそくいただきます。「でしこ」は、直接火入れされているにもかかわらず焦げなどはほとんど見当たりません。口にしてみると、とても上品な味付けで、ふんわりとした肉質の「でしこ」の食感・旨味が口いっぱいに広がります。程よく甘い脂乗りも最高で、しつこさもなし。忘れられなくなるような繊細なヤミツキ感があります。

 正直、筆者が過去に食べたうなぎのうち、控えめに言っても過去ナンバーワンの味わい。「頬が落ちる」とはまさにこのことか、と言いたくなるほどの感動でした。

まとめ

いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」は普通の鰻と何が違う? 実食してわかったその繊細な味わい

 また、鰻北白川では、丑の日以外にも鰻を楽しんでいただきたい、蒲焼以外の鰻料理も楽しんでいただきたいという想いから、「丑の間」に蒲焼以外の鰻料理を楽しむキャンペーンを実施中。2025年7月20日から30日の期間にお食事された方全員が「鰻の佃煮」をお持ち帰りいただけるとのこと。

土用丑の日の贅沢な一食としてはもちろん、特別な時間にぜひこの絶品の味わいを試してみてください。

(取材・文◎松田義人(deco))

●SHOP INFO
鰻 北白川

住:東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル 1F
TEL:03-6206-7476
営:11:00~21:00(L.O.20:00)
年中無休

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