2025年7月4日(金)、白トリュフの塩パンで人気を集めるベーカリーブランド「TruffleBAKERY(トリュフベーカリー)」のブランド史上最大の拠点「TruffleBAKERY南八ヶ岳」が、山梨県北杜市に第一期オープンしました。施設内にはラボ・ベーカリー・カフェを併設し、新商品開発の新たな拠点として注目を集めています。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは
食楽web

 新店舗が完成したという場所に到着すると、自然の斜面に沿って建てられた美しい建築が迎えてくれました。まるで「TruffleBAKERY」のパンの世界へ誘うかのようなレンガ造りのアーチをくぐると、秘密基地のような空間が広がります。

 まず現れるのは、ガラス張りの外観と洗練されたインテリアが印象的な、開放感あふれる「カフェエリア」です。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは

「人の少ない場所には、豊かな自然がある。だからこの場所を選んだ」と語るのは、このブランドを展開する株式会社ドレステーブルの代表取締役・丸岡武司さん。

 室内にいながら、まるで屋外にいるかのような心地よさ。やわらかな日の光と植物のいきいきとした表情が調和し、この場所ならではの空間が生まれていました。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは

 カフェでは、天然水で淹れるコーヒーや、こだわりのミルクでつくる濃厚かつフレッシュなソフトクリームなど、選び抜かれたドリンクやスイーツを味わえます。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは
こだわりのミルクでつくる濃厚なソフトクリームも絶品

 インテリアにはアーティストによるデザインとともに、近隣で採れた木材も使われていて、地域の魅力を五感で感じられます。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは

 カフェエリアを抜け、木々の間に敷かれたおがくずの小径をサクサクと踏み分けて進むと、施設の中心となる「ベーカリーエリア」にたどり着きます。小さな扉を開けて足を踏み入れるその瞬間から、パンを食べるだけではない、特別な体験が始まります。

開発された新作パンをいち早く食べられる。
劇場のようなベーカリー

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは

「パン職人にもっと光を当てたい」という想いから、ベーカリー内の空間設計には劇場のような演出が施されています。
斜面に沿って設けられたベンチは観客席のようで、パンが並ぶカウンターはまるでステージ。ベンチに腰掛ければ、来店者は店内全体を俯瞰するかたちで楽しめ、パンづくりに励む職人の皆さんやずらりと並ぶ焼きたてのパンを、まるで映画のワンシーンのように眺めることができます。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは

「TruffleBAKERY南八ヶ岳」は、パンづくりに専念できるラボ機能を備えた特別な場所。ベーカリーの営業日は金土日(と祝)の週3日のみで、残る日は創業時から活躍するシェフたちがインスピレーションを頼りに、新しいパンの開発に取り組んでいます。

 開発された新作パンは、数量限定でいち早くこの場所で提供される、パン好きや地元の方が何度でも訪れたくなるベーカリーです。

「ここでは他店舗とは違い、訪れるたびに新しいパンに出会える。そんな驚きと美味しさを提供する“喜びの場所”にしたい」と語る丸岡さん。この場所で誕生した人気商品は、今後全国の「TruffleBAKERY」の店舗でも展開されていく予定です。

水のおいしい山梨を拠点に。お店の顔「カンパーニュ」はカリッ、もっちり

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは

 パンの約40%を占める“水”にこだわる同ブランドが、ミネラルウォーターの生産量日本一を誇る山梨県を新拠点に選んだのは必然のこと。もちろんここでも、天然水が使用されていて、パンづくりの基本から丁寧に向き合っています。

 たとえば、アロマ湯ゲルとレーズン酵母を使用した生地で作り上げる店の顔になる定番ハードパン「カンパーニュ」は、外は香ばしくカリッと、中は水分をたっぷり含んだもっちり食感。素朴ながらも奥深い味わいが広がり、一口ごとに満足感を得られます。

 そんなカンパーニュに山の幸をふんだんにトッピングした「草原のタルティーヌ」、東京ではあまり出会えない野菜や地元のお肉などその時々の選りすぐりの素材を使って一つの料理のように仕上げる「畑のタルティーヌ」は、お店の自信作です。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは

「麓のまるごとカブ」は、信州の美味しいかぶを天然水で皮ごとコトコト煮て、パンに丸ごとトッピングしたジューシーな一品。八ヶ岳の天然水を飲んで育った牛から搾乳された新鮮な野辺山のミルクを使用した優しいホワイトソースをホッとするような味付けに仕上げ、パンとカブ、ミルクの出会いを必然的なものと感じさせるような抜群の美味しさです。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは

 他にも、八ヶ岳山が名産の赤いルバーブの食べ方を提案する3種類のパン、「ルバーブタルト」「ルバープのクリームパン」「ルバーブ・ルージュ」や、生のようなとろける食感のブリオッシュ生地と鼻に抜ける白トリュフのアクセントが上品な生ドーナツ「TRUFFLE SALT DONUT」など、多彩なパンが並びます。

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話題を呼びそうな生ドーナツも [食楽web]

 パンと合わせたいオリジナルドリンクも充実。天然水を使ったサイダーにはプルプルのゼリーが入っていて、ひんやり爽やかな見た目と、ほどよい甘さがうれしい1杯です。

八ヶ岳に注目の観光スポット!『TruffleBAKERY』史上最大のベーカリーカフェの魅力とは
天然水のサイダーなどドリンクにもこだわりが

レストランなども拡充予定

 今後の第二期以降では、レストランやデザートが楽しめるスペースの整備など、さらなる施設の拡充が予定されています。自然豊かな八ヶ岳のふもとに、ここでしか出会えない特別なパンとドリンクを求めて、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

●SHOP INFO
TruffleBAKERY南八ヶ岳

住所:⼭梨県北杜市⼤泉町⻄井出字⽯堂8240-6278
TEL:050-8888-0790
営:<カフェ>月、木~日・祝日 8:00~17:00、<ベーカリー>金~日・祝日 8:00~17:00
アクセス:甲斐⼤泉駅から徒歩25分、⻑坂ICから⾞で15分
https://truffle-bakery.com/

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