●三重県がさまざまな観光スポットや地元グルメの魅力を発信する「みえ旅レセプション2025」が開催されました。イベントの様子をレポートします。


 
 伊勢神宮や世界遺産「熊野古道 伊勢路」など、さまざまな観光スポットが集まる三重県が、お伊勢参りの魅力や多彩な地元の名物を紹介するイベント「みえ旅レセプション2025」を開催しました。

「おいない」とは伊勢弁で「ようこそ」という意味。会場では、お伊勢参りを深掘りするトークショーやPR活動を担うナビゲーターの就任式が行われたほか、地元食材を使ったグルメや名産のPRブースも登場。三重の魅力が満載の催しで来場者を迎えました。

三重は観光&グルメの宝庫! お庭街道巡りなど新たな観光スポットもアピール

三重の新たな観光&グルメをアピール!バッテリィズ寺家さんが「三重おいないナビゲーター2025」に就任
一見勝之三重県知事

 二部制のイベントの冒頭では、一見勝之三重県知事が「三重県は良い所がたくさんあるのですが、三重県民はあまり宣伝が得意ではないので、その魅力を発信するために9年ぶりにレセプションを開催させていただきました」と挨拶。歴史や食文化などを伝える機会にしたいと意気込みを述べました。

 第一部では、三重県の代表的な文化スポット「伊勢神宮」について識者たちがトークセッションを展開。伊勢志摩アンバサダーを務める歌手・相川七瀬さん、神宮司庁広報室次長の音羽悟さん、皇學館大学非常勤講師の千種清美さんが、20年に一度行われる「式年遷宮」や、「お伊勢参り」の魅力を紹介しました。

伊勢志摩アンバサダーの相川七瀬さん:「式年遷宮の諸祭儀は時間がタイムスリップしたよう」

三重の新たな観光&グルメをアピール!バッテリィズ寺家さんが「三重おいないナビゲーター2025」に就任
「63回式年神宮」に向けた諸祭儀の一つ、山口祭に足を運んだという相川さん [食楽web]

 今年は、令和15年(2033年)に伊勢神宮で行われる「遷御の儀」に向けて準備が始まる年。5月に行われた最初の祭典「山口祭」には、相川さんも足を運んだそう。「朝から5時間以上雨の中でカメラを構えていました」と振り返り、「誰かが1300年前からずっとやってきたことを映してきている、その美しさに驚愕するような思いです」と、祭儀への敬意を語っています。

「いつか三重に恩返しを」。“三重おいないナビゲーター2025”にバッテリィズの寺家さん。

三重の新たな観光&グルメをアピール!バッテリィズ寺家さんが「三重おいないナビゲーター2025」に就任
(左から)お笑いコンビ・バッテリィズのエースさん、寺家さん、一見勝之三重県知事

 トークセッションの後、県内の庭園を訪ねながら伊勢路めぐる「伊勢國お庭街道」という、新たな楽しみ方の提案に続き、お笑いコンビ・バッティリズの寺家さんと一見知事が登壇。

津市出身の寺家さんが、三重県の魅力を伝えるPR活動を担う「三重おいないナビゲーター2025」に就任。就任式には相方のエースさんも登場し、会場を沸かせました。

「いつか三重県に恩返しがしたいと思っていた」と言う寺家さん。津市のうなぎや、はちみつまんじゅうといった知られざる名物をアピールしながら、「ぜひ三重のいろいろな魅力を紹介していきたい」と、一見知事、「相方」のたすきをかけたエースさんと笑顔でポーズ。

山海の幸からお茶、地酒まで自然が育む三重グルメ

三重の新たな観光&グルメをアピール!バッテリィズ寺家さんが「三重おいないナビゲーター2025」に就任
桒名はまぐりのフランス風茶わん蒸しや伊賀牛のビーフシチューのほか、紀伊長島産のカツオ、熊野地鶏、松坂牛など三重県産食材を使ったメニューが登場

 第二部では、三重県産の食材を使った「見て美しい」「食べておいしい」多彩な料理が並び、海と山に恵まれた土地ならではのバリエーションで、食の宝庫・三重をPR。また、県を代表する地酒の飲み比べや観光PRのブースでは、お茶や工芸品など、特産品が勢ぞろいしました。

三重の新たな観光&グルメをアピール!バッテリィズ寺家さんが「三重おいないナビゲーター2025」に就任
三重県は全国生産量3位のお茶どころ

 また、ステージではバッテリィズが三重県をネタにした“三重県漫才”を披露。今後の「おいないナビゲーター2025」の活動はもちろん、これから発信されていく、新たな三重の魅力にも注目です。

●DATA
観光三重
https://www.kankomie.or.jp/

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