富山駅から電車とタクシーを乗り継いで約1時間半。砺波の高台にあるリゾートホテル「メルキュール富山砺波リゾート&スパ」へ到着したのは、午後のやわらかな日差しが差し込むころでした。

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ

 2024年4月にリブランドオープンしたこのホテルは、北陸エリアではまだ数少ないオールインクルーシブスタイルを取り入れた滞在型リゾートです。

 胸躍らせながらチェックインを済ませ、そのまま1階のラウンジへ。お目当ては、自由に楽しめる生ビールやスパークリングワイン、軽食など。移動の疲れと緊張が静かにほぐされていくよう。そんな贅沢なひとときを味わいながら、お部屋へ。

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ

 部屋からは、砺波平野の美しい散居村風景が一望できる高台のロケーション。

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ

 夕暮れどきには、空と大地がゆるやかに溶け合う景色をひとり占めできるような、幻想的な空間です。

夕食はビュッフェで地元グルメを堪能

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ

 夕食は、2階のレストラン『LOCA VORE』へ。ビュッフェスタイルで、押し寿司やブリ大根、お刺身など富山ならではの郷土料理や地元食材をふんだんに使ったメニューを自由に選べます。

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ
県産の食材を使ったメニューをビュッフェスタイルでいただけます

 お腹が満たされたあとは、262㎡の広さを誇る露天岩風呂やサウナを備えた「越中となみ野温泉」の大浴場を満喫。澄んだ空気と自然に包まれる中、じんわりと心と体を癒しました。

自然に包まれた温泉に癒される

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ
滞在中、温泉も満喫しました

 さて、次の日もお楽しみは尽きません。年間、様々なホテルを滞在しますが、「朝ごはんが美味しいホテルは、それだけでまた泊まりたくなる」、そんな持論を持っています。

 昨晩の夕食ビュッフェの豪華さを思い出すと、朝食もわくわくせずにはいられません。

7時すぎに同会場の『LOCA VORE』へ。

和洋折衷のモーニングも豪華! 富山の美味をたっぷり味わう

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ

 会場の近くから、すでにふわりと香ばしいパンのや、お出汁の落ち着く香りは広がっています。朝の光が差し込む開放的な空間には、和洋折衷豊かなメニューが並び、地元色を感じられる食材の数々。

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 まずユニークだなと感じたのは、「富山ブラックラーメン」。富山に来たら、この名物料理は外せませんよね。真っ黒なスープに驚きつつも、一口すすると意外なほどやさしい味わい。塩気は控えめで、朝の胃にしっくりくるテイストでした。

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ

 ビュッフェの一角には焼きたてクロワッサン、バターロール、パンケーキなどの洋食メニューも充実していて、砺波産のハチミツやフルーツジャム、地元牛乳で作った濃厚ヨーグルト、県産野菜を使ったサラダバーなども魅力です。

【今泊まりたい宿】“富山のおいしい”が詰まった『メルキュール富山砺波リゾート&スパ』がおすすめのワケ

「富山の味を、朝からたっぷり体験してほしい」という思いがあふれるメニューの数々から、富山の食卓を体験できるような朝食でした。富山の食と文化と自然にふれられる場として、ぜひ覚えておきたい名ホテルです。

(撮影・文◎岩井なな)

●SHOP INFO
メルキュール富山砺波リゾート&スパ
住:富山県砺波市安川天皇330
TEL:0763-37-2000
https://mercure-toyamatonami-resortandspa.jp

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