●笹塚駅そばの10号通り商店街に店を構える『スイーツハウス』のメロンパンとかき氷が美味しい理由とは?
京王線・笹塚駅からすぐの場所にある「10号通り商店街」。ここに、めちゃくちゃおいしいメロンパンの店がある――と教えてくれたのは、筆者の知り合いの美容師の川尻彩さん(28歳・仮名)。
川尻さんは美容師ですが、一方で、筆者の知り合いの中でも1、2位を争うスイーツ好きでもあります。なんでも美容学校の学生だった頃から笹塚に10年間住み続け、今も週1回そのメロンパンを買い続けている、と言うのです。

「下積み時代、このメロンパンを食べるのが唯一の息抜き。でも午前中には売り切れてしまうくらい人気なので、たまにしか買えないんですね。サックサク、フワッフワの食感、やさしい香りと甘さはここだけの味。独立した今も、やっぱりここのメロンパンは絶対欠かしません。おいしいのはもちろん、お守りのような存在ですかね」(川尻さん)
彼女を魅了するそのメロンパンが買えるのは、地元・笹塚にある創業20年のケーキ屋さん『スイーツハウス』。そして川尻さんがメロンパンとともに必ず食べているのが、ここの「かき氷」。とにかく絶品なので一度は食べてほしい、と力説するのです。

「お店はショーケースがあるだけのお店なのでイートインスペースはなく、いわゆる立ち食いなんですが、正直言ってかき氷専門店にも負けない絶品かき氷が食べられますよ」と川尻さん。
というわけで、今回は『スイーツハウス』のかき氷の魅力をご紹介したいと思います。
美味しすぎる『スイーツハウス』のかき氷

8月某日のお昼前、笹塚駅から徒歩3分ほどの『スイーツハウス』に行ってみると、お店の前でかき氷を立って食べているお客さんを発見。
店先に小さなカウンターテーブルが1つと、木製カウンターが設置されています。3~4人が立ったらいっぱいになる狭小スペースで、お客さんが巨大なかき氷を夢中で食べています。
初訪問の筆者、とりあえず売り切れる前にメロンパンを買って、この立ち食いスペースの空きを待つことに。メロンパンを3個注文したところ、「すいません。残り2個なんですよ」とのこと。なんと、お昼前にもかかわらず、もう売り切れ。川尻さんの言葉どおり、大人気のようです。

そして、目的のかき氷も注文します。かき氷は6種類。「宮古島マンゴー」1500円、「焼きバナナ」1000 円、「抹茶金時」1100円、「やきいも」1100円、「とちおとめ」1500円、「レモン」950円。どれも1000円前後で食べられます。
注文したのは、川尻さんにおすすめされた「焼きバナナ」(1000円)です。

登場した瞬間、目が丸くなるほどの超山盛り! 氷がそびえ立っています。頂上には焼きバナナが鎮座し、氷山全体に練乳ミルクとキャラメルソースがたっぷりかかっています。
焼きバナナをひと口食べてみると、とろっとろ&ねっとり食感で、焼きバナナの香ばしい甘さがたまりません。
フワフワのきめ細かな氷には、優しい甘みの練乳ミルクと焼きバナナクリームがたっぷり。そこにキャラメルソースのほろ苦い甘みがアクセント。控えめに言って最高に美味。というか、思わず叫びたくなるほどの口福です。

さらに食べ進むと氷の山の中からキャラメルアイスクリームが登場。濃厚かつまろやかで、ほろほろと苦くて甘い。さすがスイーツ専門店、手作りのこのアイスクリームもまた絶品なんです。
もうとにかく無我夢中。目の前にあるかき氷を味わうこと以外、脳は何ひとつ使っていない感じ。
しかもケーキやタルトなどの小さなスイーツはあっという間になくなるけど、ここのかき氷は巨大。幸せ時間が長時間にわたって続くのです!

しかし、何事にも終わりは来るもの。最後には氷も溶けてスープのようになりましたが、心は喜びでとろけました。
というわけで、『スイーツハウス』のかき氷、本当に絶品でした。そして、実は筆者はあの日から、このスイーツハウスのかき氷を全制覇したくて何度も通っています。

2回目に食べた「やきいも」は、大学芋がてっぺんにのっていて、中には黒ごまのアイスクリーム、そしてソースはみたらしシロップとやきいもクリーム。これも相当ヤバい美味しさでした。
3回目は「とちおとめ」。てっぺんにメレンゲ、手作りのいちごジュレがたっぷりかかっていて、中からは手作りのとちおとめアイスクリーム。最高でした。

ぜひ、みなさんも笹塚に絶品かき氷を食べに行ってみてください。
(撮影・文◎土原亜子)
●SHOP INFO
スイーツハウス
住:東京都渋谷区笹塚2-11-6
TEL:03-3373-6771
営:10:00~20:00(日祝~19:00)
休:店休日やかき氷販売日・時間は公式Instagramでご確認ください
https://www.instagram.com/sweetshouse2004/