●おいしいローカル部が見つけた全国のクラフトビールがおいしい店。今回は北海道・札幌市にあり、ビール愛好家がこぞって通う『月と太陽BREWING』をお届けします。

 クラフトビールの聖地と呼ばれているアメリカのポートランドと姉妹都市提携を結んでいる札幌市。その影響もあり最近では醸造所やクラフトビール専門店が一気に増えてきました。数あるお店の中でも筆者含めビール愛好家たちから声が上がる大人気のお店『月と太陽BREWING』をご紹介します。

北海道のクラフトビールがアツイ! ビール愛好家が通う話題の店『月と太陽BREWING』
白い暖簾が爽やかな店舗入り口

ビール時間を豊かなものにする空間と料理を提供

北海道のクラフトビールがアツイ! ビール愛好家が通う話題の店『月と太陽BREWING』
月と太陽のモチーフ飾りが目を惹くウッディーな店内

 お店は、テレビ塔や二条市場からほど近く、観光客も多く行き交う賑やかな場所にあります。店主の人生をいつも見守ってくれた月と太陽からインスピレーションを経て、「ビールを醸造(BREW)し続ける(~ING)ことで自分が決めた人生を全うする)という熱いメッセージを込めて、『月と太陽BREWING(ブルーイング)』と名付けたそうです。今では略して“つきたい”と呼ばれ、地元人のみならず、ビール愛好家に親しまれるお店となりました。

厳選されたクラフトビールと道産食材を使ったおつまみのペアリングが最高!

『月と太陽BREWING』は2014年、その当時は珍しいBrew Pubとしてオープン。そこからビールへの情熱を糧に醸造の規模を6倍ほどに拡大して工場を構えるまでに。創業当時からの「北海道をクラフトビール王国へ」というコンセプトを頑なに目指してきたという店主の思いが溢れた工場で、経験と研鑽を積んだ職人が力を駆使して大切に造り上げられています。

北海道のクラフトビールがアツイ! ビール愛好家が通う話題の店『月と太陽BREWING』
左から:IPA、シュヴァルツラオホ、ネルソンソーヴィンラガー、ロメオ、塩檸檬、ピルスナー

 自家製クラフトビールは、北海道の四季を意識した多彩な味わいを楽しめるピルスナー、ペールエール、IPA(インディアペールエール)、ネルソンソーヴィンラガーの定番4種類、限定ビールや全国各地から厳選されたゲストビール等も含め、常時10種類を揃えています。

北海道のクラフトビールがアツイ! ビール愛好家が通う話題の店『月と太陽BREWING』
左から:「月替わりおつまみ3種盛り」1,300円、「キタアカリとノーザンルビーのフライドポテト」650円、「知床鶏ふりそでビアザンギ」750円

 日替わりで内容が変わるので、お店を訪れるたびに新しい味に出会えるという楽しみも。お料理も北海道が育む良質な食材を使ったメニューで、何を食べても来た人を大いに喜ばせてくれます。お料理単体でももちろん、自分なりに好きなビールとのペアリングを考えながら選ぶのも楽しみの一つですね。

おうちで楽しめる缶ビールも販売

北海道のクラフトビールがアツイ! ビール愛好家が通う話題の店『月と太陽BREWING』
思わず買って帰りたくなるアートな缶ビール。贈答用セットもあり
北海道のクラフトビールがアツイ! ビール愛好家が通う話題の店『月と太陽BREWING』
お持ち帰り用の冷えたクラフト缶ビール。帰ってからすぐに楽しめます

 ピルスナー、ペールエール、IPAの定番ビール3種は、缶タイプでも販売しており、おうち飲みのお供にも人気。

缶に風味の説明とアルコール度数などが明記されているのでクラフトビール初心者にも選びやすいですね。IBU(国際苦み単位)はピルスナー30、ペールエール25、IPA65。数値の高い方が苦いので、参考にしてみてください。

「肩ひじ張らずビールを楽しんでほしい」という店主の思いが溢れる木のぬくもり漂う空間で、一人でしっとり飲むのも、友人と語らいながら飲むのも良し。自分だけのビール時間が見つかる、そんな場所です。

●SHOP INFO
月と太陽BREWING本店

住:北海道札幌市中央区南3条丁目東1-3アルファ創成川公園ビル1F
TEL:050-3085-2989
営:17:00~23:00
休:不定休
https://moonsunbrewing.jp/

●著者プロフィール

北海道のクラフトビールがアツイ! ビール愛好家が通う話題の店『月と太陽BREWING』

CHIKAYO

2級フードアナリスト・国際薬膳食育師 特級師範・出張作り置き等のお仕事を通して日々食に携わっている。さまざまな国や地域で美味しいものを食べることが趣味。

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