●2025年8月8日、有楽町・東京交通会館の地下1階にアンテナショップ『宮城ふるさとプラザ』がオープン。そこで見つけた名品をお届け!
2023年池袋にあった宮城県のアンテナショップは、賃貸契約満了に伴い閉店しましたが、運営団体である公益社団法人宮城県物産振興協会が、店舗の継続を目指しクラウドファンディングを実施。

パスポートの更新でおなじみ東京交通会館は、北海道をはじめとする各県のアンテナショップと、『ゴディパン』など注目店が集結しています。その一角に仲間入りし、オープニングセレモニーでは、宮城県出身で「みやぎ絆大使」としても知られる山寺宏一さんやご当地キャラ「むすび丸」と「仙台弁こけし」も駆けつけ賑わいました。
さらに、来場者には仙台七夕のうちわや地酒やチーズドリンク(モルク)も振舞われ、宮城らしさ満載の初日となりました。
約800点もの商品が並ぶ店内で見つけた宮城の名品

物販コーナーに加え、イートインコーナーではずんだシェイクやソフトクリームなどを提供しています。商品棚には、牛たん、笹かま、ずんだ餅など定番商品をはじめ、水産加工品、農産物、工芸品、スイーツ、地酒、調味料など選りすぐりの県産品が並び、眺めているだけでもウキウキします。

アンテナショップ担当者に「今、もっと推したい商品」を伺うと、「ふかひれ濃縮スープ」と「気仙沼完熟牡蠣のオイスターソース」をご紹介いただきました。
「気仙沼ほてい株式会社」が開発した濃縮タイプの中華スープ「ふかひれ」は、水揚げ日本一を誇る気仙沼名産ふかひれと、鶏と豚のガラスープに醤油をベースに味付けした一品。ふかひれの食感と旨味をしっかり楽しめる一品です。
一方、気仙沼の海の恵みを凝縮したプレミアムなオイスターソースは、冬を越えて栄養をたっぷり蓄えた「完熟牡蠣」だけを原料に使用。特許製法で牡蠣を丸ごとペースト化した特別な一本です。無添加・無化調にこだわり、牡蠣本来の濃密な旨味を堪能できます。

冷蔵、冷凍コーナーも見逃せない!『栄泉堂』の「バター最中」

こちらは、明治26年創業、宮城県丸森町の和菓子店『栄泉堂』が作る、新感覚の最中スイーツ「バター最中」。自家製の粒あんに、国産バターとフランス産ゲランドの塩を練り込み、香ばしい最中の皮でサンドした逸品です。

思ったよりも、塩気がきいていて、バターとあんこのバランスも絶妙。最中も軽快な食感ですし、甘じょっぱさがハマります。
『山田乳業株式会社』の「フレンドヨーグルト」

レトロなデザインに惹かれて購入した「フレンドヨーグルト」は、白石市に本社を置く『山田乳業株式会社』が製造。やさしい甘さのヨーグルトで、学校給食にも採用されているそうです。長年宮城県民のソウルフードとして愛されている一品です。
『喜久水庵』の「喜久福」

やはり銘菓「喜久福」は外せないですね。『お茶の井ヶ田』が展開するスイーツブランド『喜久水庵』の人気商品で、ふんわりとしたお餅で上品な甘さの生クリームと餡を包んだ冷凍大福。某人気少年漫画にも仙台銘菓として登場し話題を呼びました。

種類は抹茶、ほうじ茶、ずんだ、生クリームの4種類。自然解凍で1時間、半解凍の状態でアイスクリームっぽく食べるのもおすすめです。これがいつでも買えるようになって嬉しい反面、気を付けないと食べすぎてしまいそうで危険……。
『アキヤマ』の「ミルちゃんフルーツ」

東北地方を中心に親しまれている棒アイス型の清涼飲料「ミルちゃんフルーツ」。いわゆるポッキンアイスで、子どもの頃、夏の冷凍庫に必ずあったという家庭も少なくないでしょう。『株式会社アキヤマ』が製造する「ミルちゃんフルーツ」もロングセラー商品で、やわらかい色合い、どこか懐かしい素朴な甘さが懐かしさを誘います。

当日入荷する「三角定義あぶらあげ」や「笹かまぼこ」などもあり、お土産として買うもよし。スーパーマーケットで買い物をする感覚で、今日のおかずを買いに立ち寄るのもおすすめですよ。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●SHOP INFO
宮城ふるさとプラザ
住:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 地下1階
営:10:30~19:30、土日祝10:30~19:00
休:年中無休(年末年始を除く)