日本に暮らす人々にとって、ロシア料理はあまり馴染みのない郷土料理です。かろうじて「ピロシキ」や「ボルシチ」を知っているくらいではないでしょうか?
そんなロシア料理の名店が東京・丸ビルにオープンしました。
3種類のコース料理だけではなく、ロシアンバルとしても使えるゴドノフ東京では、どんな料理が提供されているのかをご紹介しましょう。
フルーティーなボルシチはスメタナで味変を
ゴドノフの看板メニューともいえる「ゴドノフ特製!牛タン煮込みの【ボルシチ】」は、ビーツを使った煮込みスープです。鮮やかな深紅色は、和食に慣れた我々からするとギョッとする見た目ですが、その味わいはフルーティーで少し酸味があります。
最初はそのまま、途中からロシアのサワークリーム「スメタナ」を混ぜて食べるのが本場の流儀。スメタナを加えると味が一気にまろやかになり、個人的には味が変化してからのほうが好みでした。牛タンはほろほろになるまで煮込まれており、思わず「おかわり!」と言いたくなります。
バリエーション豊富なピロシキはシェアして食べたい
ピロシキといえば、ひき肉と玉ねぎを使った具を入れたカレーパンのような揚げパンのイメージが強いのですが、ゴドノフのピロシキはひと味違います。
同店では「卵とネギ」「牛肉と玉ねぎ」「豚肉と玉ねぎのカレー」「マッシュポテトとキノコ」の計4種類のピロシキがあり、揚げパンのようなタイプだけではなく、パイ包みのようなピロシキも食べられるんです。これだけバラエティ豊かなピロシキが食べられるのは、本店をロシアに構えるゴドノフならでは。2個ずつ提供されるので、シェアして全種類を制覇してみてください。
東京店オリジナルのタパスやロシアのデザートも用意
ロシアの本店では食べることのできない、東京店オリジナルのメニューも用意されています。
ロシア風に煮こごりの「ハラジェツ」に、蟹とアボガドの魚介風味とディルの香りをプラスしたもので、濃厚なアメリケーヌソースをつけていただきます。煮こごり自体は和食として馴染みがあるので、日本人にもかなり食べやすい料理です。
ほかにも、ロシアの家庭で食べられる「シルニキ」や、アンガス牛のサーロインを使ったパイ包みローストなど、ロシア料理の奥深さが知れるメニューがたくさん揃います。
なかなか訪れる機会のない国を、料理を通して知るというのも面白い経験です。ロシアンカクテルやシャンパンと一緒に、ロシア料理を楽しんでみてください。
(取材・文◎今西絢美)
●SHOP INFO
店名:ゴドノフ東京
住:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング5F
営:ランチ 11:00~15:00(LO14:30)
ティータイム 15:00~17:00
ディナー 17:00~23:00(LO22:30)
休:なし
http://www.world-liquor-importers.co.jp/godunov/tokyo









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